トルコ鞍内に骨棘を形成するsellar spineのCT画像所見のポイント 公開日:2023年6月14日 CT検査MRI検査頭部 sellar spine 鞍背正中よりトルコ鞍内に骨棘が突出する偶発的に発見される正常変異。 脊索の残骸の石灰化に由来すると考えられている。 頻度は5000〜8000例に1例程度。 通常無症状だが、内分泌疾患に関連する症 […] 続きを読む
後頭骨の正常変異である外後頭隆起のCT画像所見のポイント! 公開日:2023年6月14日 CT検査MRI検査頭部 外後頭隆起(EOP:external occipital protuberance)/後頭棘(occipital spur) 外後頭隆起は後頭骨正中の正常な隆起で、項靱帯が付着する。 ときにドアノブ状や角状に突出すること […] 続きを読む
de Quervain腱鞘炎(デケルバン/ド・ケルバン)のMRI画像所見のポイント 更新日:2023年6月15日 公開日:2023年6月7日 MRI検査整形外科 de Quervain腱鞘炎/de Quervain病(デケルバン/ド・ケルバン) 急性もしくは反復性の外傷に伴い長母指外転筋腱、短母指伸筋腱に生じる狭窄性腱鞘炎(stenosing tenosynovitis)。(腱鞘 […] 続きを読む
鼻中隔彎曲(弯曲)・骨棘形成のCT画像所見のポイント 更新日:2023年6月7日 公開日:2023年6月6日 CT検査MRI検査耳鼻咽喉科 鼻中隔彎曲(弯曲)(nasal septum deviation)・骨棘形成 鼻中隔は骨部と軟骨部により形成される。 鼻中隔彎曲(弯曲)は副鼻腔の正常変異であり20-70%の頻度で認められる。そのため、多少の彎曲は正常。 […] 続きを読む
下顎管のCT画像解剖!通るものは?神経は? 公開日:2023年5月18日 CT検査耳鼻咽喉科頭部CT 下顎管(mandibular canal)とは? 下顎管とは下顎骨を通る管のことで、入り口を下顎孔、出口をオトガイ孔という。 中には、下歯槽神経、下歯槽動静脈、リンパ管が走行する。 下顎骨骨折の際に、下顎管に骨折線が及ぶ […] 続きを読む
眼窩上蜂巣(supraorbital ethmoid cell)のCT画像所見のポイント 公開日:2023年4月25日 CT検査耳鼻咽喉科 眼窩上蜂巣/眼窩上篩骨細胞(supraorbital ethmoid cell) 眼窩上壁に沿って進展した前篩骨蜂巣のこと。 前篩骨孔を後方へ圧排することがある。 ESSの際に、前頭洞と誤認されることがあり注意を要する。 […] 続きを読む
Onodi cellのCT画像所見のポイント 公開日:2023年4月25日 CT検査耳鼻咽喉科 Onodi cell(sphenoethmoidal cell) 後部篩骨洞の最後部が蝶形骨洞の頭側に進展した正常変異。 8-14%の頻度で見られる。 冠状断像で存在診断しやすい。 このうち6-13%で前床突起への進展、 […] 続きを読む
Haller cell(ハラー蜂巣)のCT画像所見のポイント 公開日:2023年4月25日 CT検査耳鼻咽喉科 Haller cell(orbitmaxillary cell) 篩骨蜂巣の眼窩下方、篩骨漏斗への側方進展する正常変異。要するに眼窩下壁に認める篩骨蜂巣。 上顎洞に突出することがある。 10%程度に認められる。 OMU狭 […] 続きを読む
胸腔内結石/胸腔内遊離体(Thoracolithiasis)のCT画像所見のポイント 公開日:2023年4月23日 CT検査胸部 胸腔内結石/胸腔内遊離体(Thoracolithiasis) 成因は複数考えられており、胸腔内もしくは心膜前脂肪組織の脂肪が血流障害などが原因で胸腔内に脱落したもの、陳旧性結核病巣や腹腔内脂肪腫、肺内のシリカ(silic […] 続きを読む
傍横隔膜隆起(juxtaphrenic peak sign)の胸部レントゲン、CT画像所見のポイント 公開日:2023年4月22日 CT検査胸部 傍横隔膜隆起サイン(juxtaphrenic peak sign)とは? 横隔膜がテント上に挙上するもので大きな肺容積減少を示唆する胸部レントゲンのサイン。Kattan signとも呼ばれる。 肺葉無気肺や上中葉の切除後 […] 続きを読む