
「婦人科」の記事一覧

MRI画像における子宮頚部の嚢胞性病変の鑑別ポイントとは?Naboth嚢胞、LEGH、癌との見分け方
子宮頚部に発生する嚢胞性病変は、日常診療で頻繁に遭遇するMRI所見の一つです。 大半は良性であるものの、中には前癌病変あるいは初期の腺癌が紛れていることもあり、慎重な評価が求められます。 特に近年では、LEGH(分葉状頚 […]

子宮頚部の嚢胞性病変であるLEGH(分葉状頚管腺過形成)とは?MRI画像におけるcosmos patternとは?
LEGH(Lobular Endocervical Glandular Hyperplasia)は、子宮頚部に生じる分葉状の腺過形成病変であり、画像診断において嚢胞性腫瘤と腺癌の鑑別でしばしば問題となります。MRI上では […]

骨盤うっ血症候群のCT,MRI画像所見のポイント!卵巣静脈、骨盤静脈叢の拡張。
骨盤うっ血症候群(pelvic congestion syndrome) 卵巣静脈は径5〜10mm以上で拡張とされるが、径5mm以上に拡張している頻度は14%と報告されている。 無症候性の卵巣静脈拡張は日常臨床においてし […]

腸骨下縁にあたかも溶骨性病変に見える耳状面前溝(preauricular sulcus)とは?正常変異の一つ
耳状面前溝(preauricular sulcus) paraglenoid sulcusとも呼ばれる。 前仙腸靭帯の前下方線維束の付着部である仙腸関節近傍の腸骨下縁に形成される溝。 前仙腸靭帯のねじれや牽引力に関連して […]

子宮内膜肥厚をCT、MRI画像で認めた場合のマネジメント!何mm以上で有意?
子宮内膜肥厚のマネジメント 子宮内膜肥厚を有意とするのかそうでないとするのかは、閉経前か閉経後かと不正性器出血の有無により異なる。 閉経前の子宮内膜肥厚のマネジメント 閉経前の子宮内膜の厚さは月経周期により異なる。月経期 […]

子宮留膿腫のCT,MRI画像所見のポイント!
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子宮留膿腫(Pyometra)とは? 子宮留膿腫は子宮頸管の狭窄や閉塞により、子宮腔内分泌物の排出障害をきたし、これに細菌感染が生じて、子宮内腔に膿が貯留した状態。 加齢に伴う感染防御能低下、寝たきりや認知障害などADL […]

子宮頸部のMRI画像における正常解剖
子宮頸部(子宮頚部)のMRI画像解剖における正常解剖についてまとめました。 まずは動画を見ていただき、その後で記事を読んでいただくことでより頭に入ってくると思われます。 子宮頸部のMRI画像解剖(矢状断像) いずれもT2 […]

子宮頸癌のFIGO2018進行期分類とMRI画像所見
子宮頸癌のFIGO2018進行期分類とMRI画像所見の対応 婦人科癌の進行期分類にはFIGO分類(International Federation of Gynecology and Obstetrics)が世界的に用い […]