腸腰靱帯がL5のランドマークになる理由と腰仙移行椎での注意点 公開日:2025年12月23日 CT検査MRI検査整形外科 腸腰靱帯(iliolumbar ligament)とは?L5のランドマークになる理由。 腸腰靱帯は、一般にL5横突起から腸骨(後方翼〜腸骨稜)へ走行する強固な靱帯として描出されることが多い。腰椎MRIの軸位断や冠状断で、 […] 続きを読む
びまん性血管損傷(DVI)の画像所見と病態概念!びまん性軸索損傷(DAI)との違い。 公開日:2025年12月22日 CT検査MRI検査救急頭部 びまん性血管損傷(DVI:Diffuse Vascular Injury)とは? びまん性血管損傷(diffuse vascular injury:DVI)は、交通事故や転落などの際に脳実質に加わった慣性力による回転によ […] 続きを読む
外傷性基底核血腫とは?CT,MRI画像所見のポイントは? 公開日:2025年12月21日 CT検査MRI検査救急 外傷性基底核血腫(Traumatic Basal Ganglia Hematoma: TBGH)とは? 頭部外傷に伴い基底核(被殻・淡蒼球・尾状核など)や近傍(内包・視床)に生じる深部脳内出血。 重症頭部外傷の約3〜4% […] 続きを読む
Broca野とWernicke野のMRI画像での解剖・場所はどこ? 公開日:2025年12月18日 MRI検査救急頭部 失語の話になると必ず出てくるのが、Broca野(ブローカ野)とWernicke野(ウェルニッケ野)です。 今回は、両者のMRI画像での大まかな位置についてまとめました。 Broca野(運動性言語中枢)の同定 Broca野 […] 続きを読む
脳梁のMRI画像での正常解剖!矢状断像と横断像で確認! 公開日:2025年12月15日 CT検査MRI検査頭部 脳梁(corpus callosum)は左右大脳半球を連絡する最大の交連線維束(commissural fiber bundle)である。 矢状断像での脳梁(corpus callosum)の解剖 矢状断は脳梁の輪郭が最 […] 続きを読む
側頭葉幹とは?MRI画像での解剖とその臨床的意義! 公開日:2025年12月15日 CT検査MRI検査頭部 側頭葉幹とは? 側頭葉幹(temporal stem)(読み方は「そくとうようかん」)は、側頭葉と前頭葉をつなぐ白質。 狭小な領域に重要な線維路が密集するため、病変の波及(腫瘍・炎症・虚血・浮腫)や手術操作の影響が、視野 […] 続きを読む
上小脳脚・中小脳脚・下小脳脚のMRI画像における解剖 公開日:2025年12月14日 MRI検査頭部 小脳脚(cerebellar peduncles)は小脳と脳幹を結ぶ主要な白質線維束であり、上小脳脚(SCP)・中小脳脚(MCP)・下小脳脚(ICP)の3対からなります。 まず重要なポイントとして、 中小脳脚は同定しやす […] 続きを読む
尾状核の血管支配と脳梗塞のMRI画像所見との関係 公開日:2025年12月14日 MRI検査救急頭部 尾状核の血管支配 尾状核(caudate nucleus)は、頭部・体部・尾部で関与する穿通枝系が以下のように異なる。 頭部内側:前大脳動脈(ACA)からのホイブナー反回動脈(recurrent artery of He […] 続きを読む
溶骨性病変を来す疾患の鑑別疾患 更新日:2025年12月7日 公開日:2025年12月6日 CT検査MRI検査整形外科 溶骨性病変を来す疾患 溶骨性病変(lucent/lytic lesion)とは、骨吸収が骨形成を上回り、画像上「骨が抜けて見える」所見である。原因は大きく腫瘍性、代謝性、炎症・医原性に分けられる。 まずは病変の数(単発/ […] 続きを読む
造骨性病変(硬化性病変)を来す疾患の鑑別疾患 更新日:2025年12月7日 公開日:2025年12月6日 CT検査MRI検査整形外科 造骨性(硬化性)骨病変の鑑別 CTやX線で骨が「白く」見える所見(硬化性骨病変)は、転移などの悪性疾患から、良性病変、代謝・炎症・治癒過程まで幅広い原因で起こる。 まずは病変の数(単発/多発/びまん性)と患者背景(年齢・ […] 続きを読む