
「心血管」の記事一覧

胸部CTで偶然見つかった大動脈弁の石灰化の対処法
「胸部CTを読んでいたら、大動脈弁に石灰化が見える…でもこれ、放っておいていいの?」 救急外来や日常臨床で胸部CTを読影していたら日常的にぶつかるこの疑問。特に心臓目的でないCTでも、大動脈弁の石灰化はしばしば偶然見つか […]

右側大動脈弓(right aortic arch)のCT画像診断のポイント
右側大動脈弓/右大動脈弓(right aortic arch)とは 大動脈弓が気管および食道の右側を走行する血管異常。 発生頻度は約0.1%と稀であり、通常は無症状であるが、一部の症例では嚥下障害や呼吸困難を引き起こすこ […]

貧血があると胸部CTで心臓や大動脈はどう見える?他の所見は?
胸部CTで貧血があることを示唆する所見は? 貧血は多くの病態と関連するため、その診断や評価において胸部CTが役立つ場合がある。 胸部CTで貧血を示唆する所見について以下にまとめます。 1. 大動脈・心臓(心腔内)の低吸収 […]

無名静脈とは?CT画像解剖・腕頭静脈との違いは?
無名静脈とは? 無名静脈は、左右の内頸静脈(internal jugular vein)と鎖骨下静脈(subclavian vein)が合流して形成され、上大静脈(superior vena cava, SVC)に続く大 […]

鎖骨下動脈盗血症候群のMRI,CTの画像診断のポイント
鎖骨下動脈盗血症候群(Subclavian Steal Syndrome, SSS) 鎖骨下動脈の狭窄または閉塞により、椎骨動脈を通じて血液が逆流し、脳や上肢への血流が不足する病態で1961年にFisherが最初に報告し […]

Marfan症候群のCT、MRI画像所見、腰仙部硬膜嚢拡張症とは?
Marfan症候群(マルファン症候群) 結合織の異常に関連する遺伝性疾患であり、主に心血管系、眼、骨格に多様な症状を示す。 1896年にMarfanによって初めて報告された。 発生率は約5千人から1万人に1人とされており […]

TEVAR、EVAR後のエンドリークのタイプと画像診断のポイント!
ステントグラフト、TEVAR、EVARとは? ステントグラフトは人工血管(グラフト)と金属製の骨組み(ステント)で構成され、動脈瘤にステントグラフトを留置することにより、瘤内への血管流入を防ぎ、動脈瘤に血圧がかからなくな […]