脳MRIで中脳被蓋(上小脳脚交叉)に左右対称なDWI高信号は異常所見? 更新日:2024年9月10日 公開日:2024年9月9日 MRI検査頭部 中脳被蓋(上小脳脚交叉)に左右対称なDWI高信号 脳のMRIのDWI(拡散強調像)で中脳被蓋腹側に左右対称な結節状の高信号を認めることがあるが、これは正常所見で上小脳脚交叉を見ている。(上小脳脚交叉は、脳幹における神経線 […] 続きを読む
視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)とは?MRI画像所見の特徴は? 公開日:2024年7月28日 MRI検査頭部 視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD:NMO spectrum disorders) 視神経脊髄炎(NMO:neuromyelitis optica)は、古くからある用語で、以前は「デヴィック病」とも呼ばれていた。重 […] 続きを読む
最後野(area postrema)とは?MRI画像では場所はどこに相当? 更新日:2024年7月28日 公開日:2024年7月26日 MRI検査頭部 最後野(area postrema)とは? 読み方は「さいこうや」 第4脳室底に相当する脳幹の底部、特に延髄に位置する小さな領域のこと。 血液脳関門(BBB:Blood-Brain Barrier)が薄いため、体内の毒素 […] 続きを読む
carotid webとは?CT,MRI画像所見のポイントは? 公開日:2024年7月16日 MRI検査頭部 carotid web carotid webは、内頸動脈(ICA)の起始部に発生する薄い線状の膜。 内頸動脈に認めることが多いが、総頚動脈、椎骨動脈、鎖骨下動脈でも報告あり。 動脈壁の後方から内腔に向かって突出像を認め […] 続きを読む
脳MRIで頭部のBlack blood法として用いられるVRFA 3D-FSE法とは? 更新日:2024年7月19日 公開日:2024年7月16日 MRI検査頭部 VRFA 3D-FSE法とは? Variable Refocusing Flip Angle 3D-Fast Spin Echoの略。 Spin Echo法の一種で、MRI技術の一つ。 高解像度かつ高コントラストの画像を […] 続きを読む
神経性食思不振症の眼窩内、側頭窩のCT画像所見 公開日:2024年2月7日 CT検査MRI検査頭部 神経性食思不振症(anorexia nervosa)の眼窩内、側頭窩のCT画像所見 神経性食思不振症(anorexia nervosa)では、頭部CTやMRIで眼窩内や側頭窩の脂肪織濃度上昇を認めることがある。 その原因 […] 続きを読む
視神経炎のMRI画像所見のポイント 公開日:2024年2月7日 MRI検査頭部 視神経炎(optic neuritis) 脱髄疾患が最も多く多発性硬化症(MS)や視神経脊髄炎(NMO)で起こるが、特発性が65%と最多。 他には、膠原病(Sjögren症候群、SLE、Behçet病)、炎症、感染(ウイ […] 続きを読む
眼窩内転移の原発巣とCT、MRI画像診断のポイント 公開日:2024年1月14日 CT検査MRI検査頭部 眼窩内転移(Orbital metastasis)の原発巣と症状 眼窩外転移はまれで、全眼窩腫瘍の2-11%を占め、脈絡膜転移よりもかなりまれ。 原発巣として、成人では乳癌のほかに前立腺癌、悪性黒色腫、肺癌が挙げられる。 […] 続きを読む
脈絡叢/脳室内転移のMRI画像所見のポイント 更新日:2024年1月25日 公開日:2024年1月12日 CT検査MRI検査頭部 脈絡叢転移(Choroid plexus metastasis)/脳室内転移(Intraventricular metastasis) 脳転移のうち、脈絡叢や脳室内への転移は全体の約0.9%を占め、脳室内腫瘍全体の約6% […] 続きを読む
下垂体転移のMRI画像所見のポイント 公開日:2024年1月10日 MRI検査頭部 下垂体転移(pituitary metastasis)のMRI画像所見のポイント 下垂体転移は珍しく、通常は全身性転移疾患が明らかになるまで、下垂体腺腫と誤診されがち。 生存中央値約6か月の予後不良な病態であり、進行癌の […] 続きを読む