頭部CTでびまん性に皮膚の肥厚を見た際に考えるべき疾患 公開日:2022年1月14日 CT検査頭部CT びまん性皮膚肥厚 頭部CTでびまん性に皮膚の肥厚を見た場合、 アトピー性皮膚炎 脂漏性皮膚炎 などを考える。 ※アトピー性皮膚炎の場合、耳介への叩打によって耳介血腫や慢性炎症により両側耳介の肥厚や石灰化を認めることがある […] 続きを読む
漿液、高蛋白、石灰化、脂肪、壊死、出血、線維成分のCT、MRI画像所見 公開日:2021年12月21日 CT検査MRI検査 つい、忘れてしまいがちな漿液、高蛋白、石灰化、脂肪、壊死、出血、線維成分がCTやMRIのT1WI、T2WIでどのような信号パターンを示すのかをまとめました。 CT MRI T1WI T2WI 漿液 low low hig […] 続きを読む
胚細胞腫瘍総論 公開日:2021年12月21日 CT検査MRI検査 胚細胞腫瘍の起源と母地となり得る場所 胚細胞腫瘍の起源は胎児期の始原生殖細胞で、この始原生殖細胞は卵黄嚢から生殖器原基として正中線上で対で移動する。 移動が不十分な場合に胚細胞腫瘍の母地となり得る。 胚細胞性腫瘍の発生部 […] 続きを読む
両側腋窩リンパ節が目立つ(腫大)場合に考えるべき疾患・鑑別、CT画像所見 更新日:2024年1月19日 公開日:2021年12月21日 CT検査胸部 両側腋窩リンパ節が目立つ場合に考えるべき疾患 関節リウマチ(RA) アトピー性皮膚炎 を考える。まず悪性リンパ腫ではない。 両側腋窩リンパ節が目立つ所見はRAの43%で認め、上肢の関節炎の程度で左右差が見られることがある […] 続きを読む
縦隔を走行する神経の種類とCT画像診断(神経原性腫瘍の診断に重要) 更新日:2024年12月5日 公開日:2021年12月16日 CT検査胸部 縦隔を走行する神経には、 末梢神経 交感・副交感神経系 があります。 これらは神経原性腫瘍の発生源となりえます。 どういった神経が縦隔のどこを走行するのかを実際のCT画像を用いてまとめました。 末梢神経 肋間神経 横隔神 […] 続きを読む
大脳半球の脳葉と脳回の解剖、位置をイラストでわかりやすく解説! 公開日:2021年12月12日 CT検査MRI検査頭部 大脳半球の脳葉と脳回の解剖 今回は脳葉と脳回の解剖についてみていきたいと思います。 こちらの動画を見ていただいた上で、解説を読まれるとより頭に入ると思われます。 まずこちらが大脳半球です。 大脳半球を側面か […] 続きを読む
前立腺癌のリンパ節転移の画像診断!所属リンパ節は? 公開日:2021年10月11日 CT検査MRI検査泌尿器 前立腺癌のリンパ節転移 所属リンパ節は閉鎖リンパ節、内腸骨リンパ節、外腸骨リンパ節。これらに転移があった場合、N1となる。 閉鎖リンパ節領域 内腸骨リンパ節領域 外腸骨リンパ節領域 他、遠隔転移(M1a)に相当する大腿上 […] 続きを読む
髄液の流れと非交通性水頭症、交通性水頭症をイラストを用いて動画解説 公開日:2021年9月14日 CT検査MRI検査救急頭部頭部CT 髄液の流れと水頭症 髄液の流れと非交通性水頭症、交通性水頭症をイラストを用いて動画解説しました。 書き起こしたものが以下です。 まず髄液の流れです。 脳のシェーマの矢状断像(横から見た図です) 病気か […] 続きを読む
脊髄小脳変性症の分類・画像所見のポイント! 更新日:2022年12月12日 公開日:2021年8月15日 CT検査MRI検査頭部 脊髄小脳変性症(Spinocerebellar degeneration:SCD)とは? 小脳及び脊髄に異常があり、運動失調を来す疾患。 発症は中年以降に多いが、若年発症もある。 多くの進行は緩徐であり、病悩期間は10- […] 続きを読む
小脳橋角部の偽腫瘍である小脳片葉、後四角小脳(単小葉)とは? 公開日:2021年8月7日 CT検査MRI検査頭部 小脳橋角部の偽腫瘍である小脳片葉、後四角小脳(単小葉)とは? 頭部CTやMRIで小脳橋角部にあたかも腫瘍のように見えてしまう偽病変がある。 いずれも小脳の構造の一部であり、小脳片葉(flocculus)、後四角小脳(単小 […] 続きを読む