頭蓋骨より突出する骨硬化を示す骨腫(osteoma)とは?画像のポイントは? 更新日:2019年9月4日 公開日:2015年1月5日 頭部 頭蓋骨骨腫(skull osteoma) 最も頻度の高い良性の骨腫瘍。 緩やかな発育を示す良性腫瘍で骨膜から発生する成熟皮質骨からなる。 通常外板に由来する。内板から発生することもある。 内板由来の場合は石灰化髄膜腫と鑑 […] 続きを読む
骨髄脂肪腫とは?画像診断のポイントは? 更新日:2017年5月10日 公開日:2015年1月5日 泌尿器 骨髄脂肪腫(myelolipoma、副腎) 骨髄に類似した脂肪組織と造血組織からなる稀な良性腫瘍。非機能性。 多くは偶然発見され、片側の副腎に発生。 後腹膜などに発生することもある。 50-60歳代に多い。 性差はなし。 […] 続きを読む
縦隔悪性リンパ腫の画像診断 更新日:2023年1月5日 公開日:2014年12月27日 胸部 前縦隔悪性腫瘍 前縦隔悪性腫瘍には大きく3つある。 胸腺上皮性腫瘍・悪性胚細胞性腫瘍・悪性リンパ腫の3つ。 治療法が異なるため、鑑別が重要。 縦隔悪性リンパ腫 リンパ系の腫瘍は、縦隔腫瘍の10%を占め、多くは悪性。 非H […] 続きを読む
胸腺上皮性腫瘍(胸腺腫、胸腺癌、神経内分泌腫瘍)の画像診断 更新日:2023年1月5日 公開日:2014年12月26日 胸部 前縦隔悪性腫瘍 前縦隔悪性腫瘍には大きく3つある。 胸腺上皮性腫瘍・悪性胚細胞性腫瘍・悪性リンパ腫の3つ。 治療法が異なるため、鑑別が重要。 胸腺上皮性腫瘍 胸腺腫 腫瘍化した胸腺上皮にリンパ球が混在。 膜内に留まるもの […] 続きを読む
胸部(肺)CTの正常解剖ツール 更新日:2018年5月21日 公開日:2014年12月26日 胸部 胸部CT正常解剖・画像診断ツール 特徴 胸部CTの肺野条件の正常解剖のためのツールです。 色をつけなければわかりにくい、肺の動静脈および気管支の関係がよくわかります。 またそれにより規定される肺の区域の解剖 […] 続きを読む
過形成骨髄=造血髄(赤色髄)化=再転換の画像診断、画像所見(hyperplastic bone marrow,hypercellular bone marrow) 更新日:2022年12月21日 公開日:2014年12月25日 整形外科 過形成骨髄とは 普通は加齢に伴い造血髄は脂肪に置き換わり脂肪髄へと変化していきます。ところが、下記のようなことをきっかけに、この変化が逆になって、脂肪髄が再び造血髄に変わって行くことがあります。 これを過形成性骨髄や再転 […] 続きを読む
【胸部CT】コンソリデーション(consolidation)とすりガラス影とは? 更新日:2017年9月30日 公開日:2014年12月24日 胸部 コンソリデーションconsolidationとすりガラス影 コンソリデーション(consolidation)は「容積減少を伴わず、肺血管の辺縁を覆い隠す肺野の吸収値の増大」と定義され、肺血管が埋もれて見えない状態。肺胞性 […] 続きを読む
二次小葉と小葉から見た所見の分布(小葉中心性、汎小葉性、小葉辺縁性、気管支血管束沿い、ランダム) 更新日:2022年10月28日 公開日:2014年12月24日 胸部 二次小葉とは? 二次小葉とは胸部CTの陰影の分布を理解する上で重要な肺の末梢の構造のことで、小葉間隔壁に囲まれた領域。 Miller、Reidによる定義がある。 Miller∋Reidなので、Millerで理解する。 終 […] 続きを読む
胸部CT画像を見る上で重要な肺の解剖とは?気道、実質、間質とは? 更新日:2022年9月24日 公開日:2014年12月24日 胸部 肺の解剖 気道、実質、間質に大きく分かれる。 気道 気道は、気管・中枢気管支と末梢気管支に分けられる。 分岐数と解剖名、線毛の有無については以下の通り。 http://fhugim.com/?p=1208より引用 17分 […] 続きを読む
脳血管内リンパ腫症の画像診断(IVL:Intravascular lymphomatosis) 更新日:2017年1月29日 公開日:2014年12月24日 頭部 脳血管内リンパ腫症 中小の動脈・静脈血管内腔でリンパ球由来の腫瘍細胞が増殖し腫瘤を形成する稀な疾患。 多くはB細胞性でDLBLの血管内増殖を主体とする。 ただし、T細胞性、NK細胞性、組織球性のこともあり。 発症からの生 […] 続きを読む