
「投稿者: 管理人」の記事一覧

急性胃粘膜病変(AGML)の画像診断、びまん性胃壁の浮腫性肥厚の鑑別
急性胃粘膜病変(AGML:acute gastric mucosal lesion) 突然発症する上部消化管症状で発症。 心窩部痛、吐血、食欲不振で発症する。 胃粘膜発赤、出血、浮腫、びらん、潰瘍などを認める臨床的症候群 […]

高安動脈炎(大動脈炎症候群)とは?CT画像所見のポイント!
- 更新日:
- 公開日:
高安動脈炎/高安病とは? 大動脈とその主要分枝、肺動脈などの弾性血管を侵す原因不明の血管炎。大動脈炎症候群とも呼ばれる。※肺動脈は末梢まで弾性線維がある。 中膜と外膜に円形および巨細胞浸潤のみられる全層におよぶ血管炎。 […]
コレステリン肉芽腫とは?画像診断のポイントは?
- 更新日:
- 公開日:
コレステリン肉芽腫(cholesterol granuloma) 含気腔が陰圧になる→粘膜内の血管が破綻→出血→血液が分解→コレステリン結晶→これに対する異物反応として肉芽組織(異物肉芽腫)が形成される。 さらに […]
メッケル憩室(Meckel憩室)の画像診断のポイントは?出血、腸重積が重要。
メッケル憩室 (Meckel diverticulum)とは? 卵黄腸管の遺残で、一部が閉塞せずに腸間膜付着部の反対側に発生した真性憩室。 最も頻度が高い腸管奇形。 頻度は1-2%。 男性に多く2歳以下が半数以上。 […]
胸部大動脈損傷の画像診断、好発部位、原因は?
胸部大動脈損傷(aortic injury) ・外傷による胸部大動脈損傷の8-9割は現場で即死する。 ・病院に運ばれる症例の多くは、動脈瘤を形成したり、解離の状態で止まっているもの。 ・治療例の救命率は高いため、早期発見 […]
膿胸関連悪性リンパ腫の画像診断
- 更新日:
- 公開日:
膿胸関連悪性リンパ腫(pyothorax associated lymphoma:PAL) 慢性膿胸壁に発生する大型B細胞性リンパ腫。 慢性結核性膿胸、結核性胸膜炎や人工気胸治療を受けた例に報告が多い。 結核性膿胸の場合 […]

前縦隔腫瘤の鑑別診断、手順は?CT・MRI画像診断のポイントは?
- 更新日:
- 公開日:
前縦隔腫瘤の鑑別診断、手順は? 嚢胞性か充実性かで分ける サイズよりもまず、嚢胞性か充実性かの判断が重要。 CTによる嚢胞か充実性かの判断には造影CTで造影効果の有無を判断することが必要。ただし、アーチファクト(ビームハ […]
頭部CT、MRIにおける脳の中心溝の同定方法のポイントは?
- 更新日:
- 公開日:
頭部CT、MRIにおける中心溝の同定方法 まず中心溝の解剖は頭頂部から見ていくと次のようになる。中心溝より前の脳回が中心前回、後ろが中心後回。 中心溝を同定する際のポイント 中心前溝は上前頭溝と、中心後溝は頭頂間溝と、連 […]
髄鞘化のMRI画像診断と年齢(myelination、発達、遅延)
髄鞘化 ・MRIにより髄鞘化を捉えることができる。 ・新生児は脳のMRI信号のパターンが成人とは逆。