直腸癌の画像診断で重要な直腸間膜と直腸間膜筋膜(mesorectum&mesorectal fascia) 更新日:2024年1月5日 公開日:2014年10月16日 腹部 直腸間膜(mesorectum) 腹膜反転部までは、直腸の前面と側面は腹膜に覆われ、後面は直腸間膜筋膜により境界される直腸間膜(mesorectum)となってこの中を神経や血管、リンパ節が含まれる。 ・直腸間膜は、直腸癌 […] 続きを読む
進行性多巣性白質脳症(PML)のCT、MRI画像所見のポイント 更新日:2023年3月25日 公開日:2014年10月14日 MRI検査頭部 進行性多巣性白質脳症(PML:progressive multifocal leukoencephalopathy) JCウイルスによる日和見感染。オリゴデンドロサイトに感染して脱髄を起こす。 特にHIV陽性患者で、U- […] 続きを読む
グロムス腫瘍の画像診断(glomus tumor) 更新日:2023年2月6日 公開日:2014年10月14日 骨軟部 グロムス腫瘍(glomus tumor) 稀な良性の血管腫瘍。 30-40歳代に好発。 手の末節骨の爪下に溶骨性病変として好発するが、どこにでも起こりうる。爪下に出来た場合、病変は点状の帯青色を呈する。 非常に神経に富ん […] 続きを読む
大脳基底核の定義と血管支配は?何動脈が栄養する? 更新日:2017年7月26日 公開日:2014年10月14日 頭部 大脳基底核(basal ganglia)とは? 大脳基底核とは尾状核、被殻、淡蒼球、前障、扁桃体からなる。 ただし、扁桃体は機能的には辺縁系に含まれる。 また、間脳の視床下核(Luy体)と中脳の黒質は他の基 […] 続きを読む
herniation pit(大腿骨頸部ヘルニア窩)とは?CT画像診断は? 更新日:2023年3月1日 公開日:2014年10月13日 整形外科 herniation pitとは? 大腿骨頚部前面の上外側にみられる類円形の骨皮質下透亮像で、両側性あるいは片側性に見られる。 サイズは通常1cm未満で、増大することはまれ。 比較的高齢者にみられることが多い。成人 […] 続きを読む
輸精管の石灰化のCT画像診断 更新日:2021年2月7日 公開日:2014年10月10日 泌尿器 輸精管の石灰化 加齢による変性によっても生じるが、糖尿病の患者で出現頻度がより高い(輸精管に石灰化を認めた場合90%以上に糖尿病が存在するという報告もある)。 小骨盤腔で正中部から外方に向かって蛇行する左右対称 […] 続きを読む
脳の生理的鉄沈着は?MRI画像のSWIやT2*WIでどのように見える? 更新日:2024年7月10日 公開日:2014年10月8日 頭部 MRIは磁場を用いた検査であり、鉄イオンの検出に有用です。 中でもT2*WI(T2スター強調像)、またSWI(磁化率強調像)が有用とされます。 ここで問題となるのが、これらのシークエンスで低信号を示したときに、 古い出血 […] 続きを読む
肝臓の胆管性過誤腫とは?画像診断のポイントは? 更新日:2021年2月7日 公開日:2014年10月8日 腹部 胆管性過誤腫(bile duct hamartoma) von Meyenburg complexと呼ばれる胆管壁組織の遺残から発生。 胆道系とは交通のない嚢胞病変で線維性間質に囲まれた膿汁胆汁を含む。 他に、micro […] 続きを読む
肺化膿症とは?CT画像診断のポイントは? 更新日:2021年7月1日 公開日:2014年10月8日 胸部 肺化膿症(lung abscess)とは? 肺炎の中でも中心部に壊死を生じ、膿で満たされた空洞を形成したものを肺化膿症と呼ぶ。肺膿瘍と言ってもよい。 誤嚥性肺炎、気管支拡張症、肺癌による気道閉塞などが原因となる。特に、誤 […] 続きを読む
鼻茸とは?CT画像診断のポイントは? 更新日:2017年7月11日 公開日:2014年10月7日 耳鼻咽喉科 鼻茸(nasal polyp)とは? 鼻腔にできる炎症性ポリープ。 鼻炎や副鼻腔炎などの分泌物によって刺激され続けた粘膜が浮腫状に肥厚して生じる。 多くは慢性副鼻腔炎や鼻アレルギーなどの症状の1つとして出現する。 中鼻道 […] 続きを読む