画像診断まとめ

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「投稿者: 管理人」の記事一覧

放射線肺臓炎/放射線肺線維症の画像診断

放射線肺臓炎(radiation pneumonitis) 放射線照射後に生じる肺の障害。 30Gy以下では稀。40Gy以上では必発する。 照射後2~6か月後くらいで照射野に一致した部位にすりガラス影→続いて浸潤影か […]

縦隔神経原性腫瘍の画像診断(neurogenic tumor)

神経原性腫瘍 後縦隔には交感神経、肋間神経、交感神経節、脊髄神経節といった大きな神経が存在しており、神経原性腫瘍の9割が後縦隔から発生する。 末梢神経由来   肋間神経由来が最多。 末梢神経由来では、良性腫瘍と […]

骨髄脂肪腫とは?画像診断のポイントは?

骨髄脂肪腫(myelolipoma、副腎) 骨髄に類似した脂肪組織と造血組織からなる稀な良性腫瘍。非機能性。 多くは偶然発見され、片側の副腎に発生。 後腹膜などに発生することもある。 50-60歳代に多い。 性差はなし。 […]

縦隔悪性リンパ腫の画像診断

前縦隔悪性腫瘍 前縦隔悪性腫瘍には大きく3つある。 胸腺上皮性腫瘍・悪性胚細胞性腫瘍・悪性リンパ腫の3つ。 治療法が異なるため、鑑別が重要。 縦隔悪性リンパ腫 リンパ系の腫瘍は、縦隔腫瘍の10%を占め、多くは悪性。 非H […]

胸部(肺)CTの正常解剖ツール

胸部CT正常解剖・画像診断ツール   特徴 胸部CTの肺野条件の正常解剖のためのツールです。 色をつけなければわかりにくい、肺の動静脈および気管支の関係がよくわかります。 またそれにより規定される肺の区域の解剖 […]

過形成骨髄=造血髄(赤色髄)化=再転換の画像診断、画像所見(hyperplastic bone marrow,hypercellular bone marrow)

過形成骨髄とは 普通は加齢に伴い造血髄は脂肪に置き換わり脂肪髄へと変化していきます。ところが、下記のようなことをきっかけに、この変化が逆になって、脂肪髄が再び造血髄に変わって行くことがあります。 これを過形成性骨髄や再転 […]