線維腺腫とは?画像診断のポイントは?(Fibroadenoma:FA) 更新日:2021年2月7日 公開日:2014年10月29日 乳腺 線維腺腫(Fibroadenoma:FA) 上皮と間質の両者が増殖する過形成性増殖。 乳腺良性腫瘤の中で最多。多発、両側例もしばしばあり。 20〜30歳代に多い。閉経後は自然退縮する。 病理:上皮成分の組織形態により4つ […] 続きを読む
乳腺超音波(エコー)の内部エコー、後方エコーからの鑑別診断 更新日:2021年2月7日 公開日:2014年10月28日 乳腺 乳腺超音波による組織特性 乳腺超音波では、病変の形態および内部の組織構築を見ることができる。 組織によって異なるのは腫瘤の内部エコー、後方エコーである。 後方エコー 後方エコーは、腫瘤より深い(腫瘤の向こう側)部位のエコ […] 続きを読む
異所性右鎖骨下動脈(右鎖骨下動脈起始異常)とは?CT画像診断は? 更新日:2025年3月3日 公開日:2014年10月28日 胸部 異所性右鎖骨下動脈(右鎖骨下動脈起始異常)(aberrant right subclavian artery) 右鎖骨下動脈(右鎖骨下動脈起始異常)は一般的に腕頭動脈から分岐する。それが、左鎖骨下動脈より遠位の大動脈弓か […] 続きを読む
びまん性軸索損傷とは?画像診断のポイントは? 更新日:2021年2月7日 公開日:2014年10月24日 救急頭部 びまん性軸索損傷(DAI:diffuse axonal injury) 粗大な頭蓋内占拠病変を認めないにもかかわらず、受傷直後より昏睡に陥り意識障害が遷延する。意識清明期がある場合はこの疾患名をつけない。 CTでは軽症に […] 続きを読む
肛門周囲膿瘍の画像診断(anal abscess) 公開日:2014年10月21日 腹部 肛門周囲膿瘍 ・肛門陰窩に開口する肛門腺の急性化膿性炎症により膿瘍を形成したもの。 ・発熱、肛門部の疼痛を主訴とする。 ・膿瘍が自壊または切開により、肛門周囲皮膚や肛門管に瘻孔を形成すると痔瘻となる。 ・肛門周囲膿瘍や痔 […] 続きを読む
後横隔膜脚腔とは?CT画像診断のポイントは? 更新日:2019年12月28日 公開日:2014年10月17日 腹部 後横隔膜脚腔(retrocrural space)とは? 左右の横隔膜脚と椎体に挟まれた狭い領域のこと。後縦隔と後腹膜を連絡する。後縦隔に含めるとする説もある。 大動脈、奇静脈(右側)、半奇静脈(左側)、胸管、リンパ節、 […] 続きを読む
直腸癌の画像診断で重要な直腸間膜と直腸間膜筋膜(mesorectum&mesorectal fascia) 更新日:2024年1月5日 公開日:2014年10月16日 腹部 直腸間膜(mesorectum) 腹膜反転部までは、直腸の前面と側面は腹膜に覆われ、後面は直腸間膜筋膜により境界される直腸間膜(mesorectum)となってこの中を神経や血管、リンパ節が含まれる。 ・直腸間膜は、直腸癌 […] 続きを読む
進行性多巣性白質脳症(PML)のCT、MRI画像所見のポイント 更新日:2023年3月25日 公開日:2014年10月14日 MRI検査頭部 進行性多巣性白質脳症(PML:progressive multifocal leukoencephalopathy) JCウイルスによる日和見感染。オリゴデンドロサイトに感染して脱髄を起こす。 特にHIV陽性患者で、U- […] 続きを読む
グロムス腫瘍の画像診断(glomus tumor) 更新日:2023年2月6日 公開日:2014年10月14日 骨軟部 グロムス腫瘍(glomus tumor) 稀な良性の血管腫瘍。 30-40歳代に好発。 手の末節骨の爪下に溶骨性病変として好発するが、どこにでも起こりうる。爪下に出来た場合、病変は点状の帯青色を呈する。 非常に神経に富ん […] 続きを読む
大脳基底核の定義と血管支配は?何動脈が栄養する? 更新日:2017年7月26日 公開日:2014年10月14日 頭部 大脳基底核(basal ganglia)とは? 大脳基底核とは尾状核、被殻、淡蒼球、前障、扁桃体からなる。 ただし、扁桃体は機能的には辺縁系に含まれる。 また、間脳の視床下核(Luy体)と中脳の黒質は他の基 […] 続きを読む