「CT検査」の記事一覧
Chance骨折(チャンス骨折)とは?シートベルト損傷のCT画像所見と腸管損傷の合併
Chance骨折(Chance型骨折)とは何か。シートベルト損傷による胸腰椎移行部の屈曲・伸延損傷の仕組み、CT矢状断で見る椎体から後方成分への水平骨折線、不安定性、腸管・腸間膜損傷の合併に注意すべき理由を症例画像で解説します。
大動脈乳頭(aortic nipple)の胸部レントゲン、CT画像所見のポイント
先に結論:大動脈乳頭(aortic nipple) 大動脈乳頭は、胸部X線で大動脈弓の外側に乳首のような小さな突出が見えるもので、左上肋間静脈が大動脈弓の横を走るために見えます 1割弱(9.5%)の人に見られる正常構造で […]
PanIN(膵上皮内腫瘍性病変)とは?膵癌の前駆病変と早期膵癌を示唆するCT・MRI所見
膵癌の前駆病変として最も多いPanIN(膵上皮内腫瘍性病変)とは何か。低異型度・高異型度の分類と浸潤癌への進展、IPMN・MCNなど他の前駆病変、限局性膵萎縮・主膵管狭窄と上流の拡張・膵嚢胞など早期膵癌を示唆するCT・MRI所見を解説します。
胸部CTの正常変異・先天奇形まとめ:気管憩室・分葉不全・肋骨奇形
先に結論:胸部CTで知っておくべき正常変異・先天奇形 胸部CTでは、病気と間違えやすい正常変異を知っておくことが、不要な精査を減らす近道です 肺・気道では気管気管支・副心臓枝・奇静脈葉・副葉間裂など、胸壁では胸骨筋・La […]
胸骨筋のCT画像所見のポイント(胸壁皮下に左右非対称に存在する破格筋)
先に結論:胸骨筋(sternalis muscle) 胸骨筋は胸骨の横を縦に走る余分な筋肉で、成人の約6%に見られる正常変異です(Asghar 2022) 片側だけのことが多く(Ge 2014)、CTで前胸壁の皮下の索状 […]
ポーランド症候群(Poland症候群)とは?原因・特徴とCT画像所見
先に結論:Poland症候群 Poland症候群は片側の大胸筋(胸肋部)の欠損・低形成と、同じ側の手の指の異常(合指症・短指症)を特徴とする先天異常です 乳房・乳頭の低形成、肋骨の形成不全を伴うことがあり、CTで左右の胸 […]
Langer腋窩弓のCT画像所見のポイント
先に結論:Langer腋窩弓 Langer腋窩弓は広背筋から大胸筋などへ向かって腋窩を横切る余分な筋束で、数%の人に見られる正常変異です CTでは腋窩を横切る筋肉と同じ濃度の帯状の構造として見え、リンパ節や腫瘤と間違えな […]
移植後リンパ増殖性疾患(PTLD)とは?画像所見のポイントと部位別の特徴
先に結論:移植後リンパ増殖性疾患(PTLD) PTLDは臓器移植・造血幹細胞移植後の免疫抑制のもとで起こるリンパ球の異常増殖で、多くはEBウイルスに関連し、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫が最も多いです EBウイルス未感染 […]
胸部CTで見られる重力効果(背側の淡いすりガラス影)と間質性肺炎との違い
胸部CTで見られる重力効果(dependent opacity)とは何か。両下葉背側に淡いすりガラス影が生じる理由、左右対称で背側ほど濃いという特徴、早期の間質性肺炎との見分け方(腹臥位CT・深吸気)を症例画像で解説します。