乳癌の遠隔転移と治療後の画像診断のポイント 更新日:2023年12月9日 公開日:2023年11月29日 乳腺 乳癌の遠隔転移の疫学 初期乳癌診断時の約6%に遠隔転移あり。 全ての早期乳癌の20~30%に遠隔転移あり。 遠隔転移は、術後2~3年もしくは5年前後くらいに起こることが多い。ただし10〜20年後に初めて認めることもある。 […] 続きを読む
乳癌の進行度分類と治療法の関係 公開日:2023年11月29日 CT検査乳腺 乳癌の頻度 2021年の日本人女性の癌罹患数は431,900人で、うち乳癌は94,400人(22%)を占める。 生涯罹患リスクは10.9%で、9人に1人の女性が乳がんに罹患するとされている。 乳癌の進行度による治療法 乳 […] 続きを読む
Langer腋窩弓のCT画像所見のポイント 公開日:2023年10月24日 CT検査乳腺胸部 Langer腋窩弓(Langer’s axillary arch) 広背筋or三角筋から起始し大胸筋に停止する筋束でCTで索状、膜状構造として捉えられることがある。 剖検例で0.25-7%程度に見られる正常変 […] 続きを読む
乳管拡張症の画像診断 更新日:2021年2月7日 公開日:2015年7月1日 乳腺 乳管拡張症(duct ectasia) ・間質の線維化による乳管の圧迫狭窄ないし閉塞により、乳管内分泌物が貯留し乳管が拡張したもの。 ・拡張した乳管の内容物は、脂質の豊富な濃縮物と細胞成分が貯留している。 ・乳管上皮 […] 続きを読む
副乳のCT,MRI画像所見のポイント 更新日:2023年4月24日 公開日:2015年6月9日 乳腺 副乳(accessory breast,accessory mammary gland) 乳腺は、胎生期における乳腺堤(mammary crest)とよばれる上皮の肥厚部分から発生する。 胸部以外の乳腺堤は退化するが、 […] 続きを読む
乳癌放射線療法の合併症である放射性肺臓炎・器質化肺炎のCT画像診断 更新日:2017年8月7日 公開日:2014年12月14日 乳腺胸部 乳癌の放射線治療 乳癌の放射線治療には、術前照射と、術後照射がある。 特に乳房温存療法では、温存術の後に放射線治療を行なう。 合併症は急性障害と晩期障害に分けわれる。 乳がんの放射線治療の急性障害 放射性皮膚炎 乳房痛 […] 続きを読む
乳腺症の画像診断(mastopathy) 更新日:2020年1月29日 公開日:2014年10月29日 乳腺 乳腺症 組織学的には増殖性変化と退行性変化が共存する病態。 正常乳腺でも見られる多彩な組織像がある範囲にまとまって認められるときに、乳腺症という。 正常乳腺でも見られる組織像とは、乳管過形成、小葉過形成、閉塞性腺症、硬化 […] 続きを読む
乳管内乳頭腫の画像診断(intraductal papilloma:IDP) 更新日:2019年1月18日 公開日:2014年10月29日 乳腺 乳管内乳頭腫 乳管内に発生する乳頭状腫瘍。上皮性の良性腫瘍。 孤立性に乳頭近くに発生することが多いが、末梢発生もある。 中心型:乳頭近くの乳管内の単発結節。 末梢型:末梢乳腺に多発。異型・悪性病変の合併が多いとされる。 […] 続きを読む
葉状腫瘍とは?画像所見のポイントは? 更新日:2021年2月7日 公開日:2014年10月29日 乳腺 葉状腫瘍(Phyllodes tumor) 上皮、間質の両者が増殖〜間質が腫瘍性に増大する。しばしば葉状の構造を伴う。 良性、境界、悪性がある。悪性は約20%。 細胞異型、核分裂像は目立たないが、20cm以上のものも存在 […] 続きを読む
線維腺腫とは?画像診断のポイントは?(Fibroadenoma:FA) 更新日:2021年2月7日 公開日:2014年10月29日 乳腺 線維腺腫(Fibroadenoma:FA) 上皮と間質の両者が増殖する過形成性増殖。 乳腺良性腫瘤の中で最多。多発、両側例もしばしばあり。 20〜30歳代に多い。閉経後は自然退縮する。 病理:上皮成分の組織形態により4つ […] 続きを読む