Poland症候群(Poland’s syndrome)/ポーランド症候群
- 片側の胸壁筋の欠損あるいは低形成と、同側の合手症または短指症などの四肢の異常を特徴とする先天奇形。
- 胸郭、骨、乳房、腎臓の奇形を伴うことがある。
- 上肢の奇形を伴わない場合は、partial Poland’s sequenceと呼ばれる。
- 原因は不明だが、胎生期に胸壁や手を形成する組織への血流阻害の結果と推定されている。
症例 40歳代男性
引用:radiopedia
右大胸筋と小胸筋を認めず、胸骨の右側が歪んでいます。
また、右肋骨3番と4番の前弓の形成不全を認めています。
これらにより右胸郭の歪みを認めています。
Poland症候群を疑う所見です。
参考文献:臨床画像 Vol.37 No.4増刊号 2021 P63
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