「CT検査」の記事一覧
前縦隔多血性腫瘍の鑑別診断
前縦隔多血性腫瘍の鑑別診断 硝子血管型キャッスルマン病 Solitary fibrous tumor 胸腺カルチノイド 傍神経節腫 異所性副甲状腺腫 多血性転移(胃癌、悪性黒色腫、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌) 参考文献: […]
嚢胞の偽造影効果(pseudoenhancement)とは?嚢胞なのに造影で染まる?
偽造影効果(pseudoenhancement)とは? 明らかな腎嚢胞であるのに、造影するとCT値が増加することがあります。 これを偽造影効果(pseudoenhancement)と言います。 腎嚢胞で多くみられ、周囲腎 […]

小腸型の感染性腸炎のCT画像所見のポイント!
感染性腸炎の分類 感染性腸炎は以下のように分けられます。 なかでも最も頻度が高いのが、小腸型です。 小腸型の中でも頻度が高いのがウイルス型です。 小腸型の感染性腸炎の画像所見 小腸型の感染性腸炎の画像所見1)としては、 […]

肺内リンパ節のCT画像所見のポイント
肺内リンパ節(intrapulmonary lymph node)とは? CTで偶然見つかることが多い肺結節。肺内リンパ装置とも呼ばれる。 境界明瞭で辺縁平滑な円形・卵円形、多角形。 最大径は12mm未満が多い。5-15 […]

腸間膜脂肪織濃度上昇(misty mesentery)とは?原因、鑑別は?
腹部CTで偶発的に見つかる腸間膜脂肪織濃度上昇があります。 腹痛などの腹部症状を伴っている場合は、腸間膜脂肪織炎の可能性がありますが、無症状の場合は有意ではない非特異的腸間膜脂肪織濃度上昇であることがあります。 腸間膜に […]
腹膜炎の原因(癌性、炎症性、その他)
腹膜炎の原因には 癌性腹膜炎 その他の腫瘍性病変 炎症による腹膜炎 がある。 癌性腹膜炎の原因 胃、大腸の癌の頻度が高いが、膵も原発となることがある。 女性であれば、卵巣癌や子宮体癌が原因となることがある。 漿液性癌の組 […]

空腸は正常でもCT画像であたかも壁肥厚に見えることがある。
空腸では異常はなくてもあたかも壁肥厚があるため注意が必要です。 通常空腸はほぼ常に虚脱しているため、収縮した壁は正常でも厚く見えるためです。 腸閉塞症例などでこの空腸を閉塞機転などと間違えないようにしましょう。 もし、空 […]
胃幽門部では筋層が発達しておりCT画像であたかも壁肥厚に見えることがある。
胃幽門部では筋層が発達しており、あたかも壁肥厚に見えることがあります。 筋層の肥厚があたかも粘膜下層の肥厚のように見えてしまうため注意が必要です。 具体的な症例を見てみましょう。 症例 80歳代女性 胃の幽門部にあたかも […]

膵頭部外側縁突出(膵頭部の分葉の亜型、形状異型)
膵頭部外側縁突出(protrusion of the lataral contour) 膵頭部において外側縁が突出して、あたかも膵腫瘍があるかのように見えることがあります。 ※膵頭部だけでなく膵尾部においても同じような分 […]