肝偽脂肪腫(Pseudolipoma)の画像診断 更新日:2021年2月7日 公開日:2015年6月8日 腹部 肝偽脂肪腫(Pseudolipoma) Glisson鞘偽脂肪腫とも呼ばれる。 比較的稀な肝良性腫瘍様病変。 遊離した腹膜垂(腹膜鼠)が肝と横隔膜の間に移動してきて着床し、存在するもの。 肝は凹むが病変はGlisson鞘 […] 続きを読む
多嚢胞性異形成腎(MCDK)の画像診断 更新日:2021年2月7日 公開日:2015年6月8日 未分類 多嚢胞性異形成腎(multicystic dysplastic kidney:MCDK) 胎生早期の尿路閉塞が原因。 新生児の腎嚢胞では最多。 通常は片方の腎に起こるが、2割程度に両側に起こる。 患側は正常腎実質を欠き […] 続きを読む
感染性大動脈瘤の画像診断 更新日:2021年2月7日 公開日:2015年6月8日 心血管 感染性大動脈瘤(infected aortic aneurysm) ・動脈瘤に感染を伴った病態。診断や治療が困難なことが多い。 ・全大動脈瘤の1-3%程度に認められる比較的稀な疾患。 ・狭義では、感染により動脈壁の構造が […] 続きを読む
不整脈源性右室心筋症の画像診断 更新日:2022年12月13日 公開日:2015年6月5日 心血管 不整脈源性右室心筋症 右室の心筋が脂肪あるいは線維組織に進行性に置き換わっていく原因不明の心筋症。 右室原発のVfにより、動悸やめまい、失神で発症。突然死の原因となる。 発生頻度は5000人に1人。 男女比は3:1。 […] 続きを読む
心臓粘液腫とは?CT画像診断のポイントは? 更新日:2021年2月7日 公開日:2015年6月5日 心血管 心臓腫瘍 原発性心臓腫瘍は稀。剖検例の0.2%以下。良性が7割。 原発性良性心臓腫瘍は粘液腫が最多で30%、続いて脂肪腫、乳頭状線維弾性腫と続く。 悪性では、血管肉腫、横紋筋肉腫、線維肉腫と続く。 心臓粘液腫(Cardi […] 続きを読む
肺分画症とは?分類は?画像診断のポイントは? 更新日:2021年2月7日 公開日:2015年6月5日 小児 肺分画症(Bronchopulmonary Sequestration) 正常気管支や肺動脈と交通のない、正常肺から分離した分画肺が存在する先天性奇形。 発生学的には正常と異なる前腸からの副肺芽が原因と考えられている。 […] 続きを読む
神経節細胞(神経)腫の画像診断 更新日:2021年2月7日 公開日:2015年6月5日 耳鼻咽喉科骨軟部 神経節細胞(神経)腫 ganglioneuroma ・神経節神経腫は交感神経節より発生する稀な良性腫瘍。 ・神経芽細胞腫、神経節芽細胞腫の類縁腫瘍で、神経芽細胞などの未熟な細胞を含有しない最も成熟したタイプである。 ・主 […] 続きを読む
類上皮血管内皮腫のCT、MRI画像診断のポイント 更新日:2024年1月27日 公開日:2015年6月2日 腹部 類上皮血管内皮腫(Epithelioid hemangioendothelioma(EHE)) 血管腫と血管肉腫の中間と考えられる低悪性度腫瘍といわれている。 やや女性に多いとされ、発症年齢は様々である。 肺や肝、リンパ […] 続きを読む
炎症性腹部大動脈瘤の画像診断 更新日:2021年2月7日 公開日:2015年6月2日 心血管 炎症性腹部大動脈瘤(inflammatory abdominal aortic aneurysm;IAAA) ・腹部大動脈瘤のうち、2-18%。 ・男性、喫煙者との関連の報告あり。 ・感染性大動脈瘤とは異なるので注意。時 […] 続きを読む
Hirschsprung病の画像診断 更新日:2021年2月7日 公開日:2015年5月29日 小児 Hirschsprung病(Hirschsprung disease) ・胎生7-12週に起こる口側から肛門側に向かう神経芽細胞に遊走障害が生じた結果、腸管壁内の神経叢(アルエルバッハ神経叢)の先天的欠如する。そのため、 […] 続きを読む