Bertin柱の肥厚(hypertrophic column of Bertin/prominent column of Bertin)

  • 腎柱(column of Bertin)の過形成。Bertinはベルタンと読む。ベルタン腎柱とも呼ばれる。
  • 発生の過程で隣接する腎錐体の間に腎皮質が入り込むことによる。
  • 画像上、腎洞内への皮質の突出として認められる。腎の偽腫瘍で最多。
  • 大部分が中部から上極寄りに認められる。
  • 重複腎盂に伴って見られることがある。
  • 臨床的意義はないとされる。
  • 他に腎腫瘍と紛らわしいものに、胎児性分葉がある。腎は多数の小葉構造が融合することにより形成されが、胎児では分葉傾向が目立つ。成人においても目立つ場合は、胎児性分葉と呼ばれる。両側に認める。

Bertin柱の肥厚の画像所見

  • 皮質と連続性があり、周囲と変化がないこと、輪郭が平滑で半球状であることなどから腫瘍と鑑別する。
  • また造影CTにおいて、周囲の腎実質と同様の造影効果を示す。
  • 腎シンチで、同部位には周囲腎実質同様の取り込みを認める。

単純CTで腎腫瘤様に見える正常変異

  • Bertin柱の肥厚(prominent column of Bertin):腎皮質のみの腎洞部への突出。
  • 腎葉異型(renal lobar dysmorphism):腎皮質と髄質とかなる腎葉が腎実質深部に認める異型。
  • ヒトコブラクダのこぶ様変形(dromedary hump):脾臓による左腎の変形

の3つが重要。

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