眼窩下管、眼窩下孔を走行する眼窩下神経のCT、MRI画像診断 更新日:2023年5月19日 公開日:2014年12月17日 救急頭部 眼窩下神経(infraorbital nerve) 三叉神経の第2枝(上顎神経)の一つ。 三叉神経は3つの分枝を形成し、その全てが知覚機能を持つため、分布するどの部位がおかされても疼痛、熱感、掻痒などが起こる。 三叉神経 […] 続きを読む
一過性全健忘のMRI画像診断 (TGA:transient global amnesia、海馬の異常高信号) 更新日:2024年6月3日 公開日:2014年11月17日 救急頭部 一過性全健忘とは? 急激に起こる一過性の記銘力障害。 通常50歳以上に認められる。 近い過去に関する全健忘に加えて、数日-週におよぶ逆行性健忘を伴う。 発作の持続時間は24時間以内で、平均4-5時間。 過去の記憶は保持さ […] 続きを読む
びまん性軸索損傷とは?画像診断のポイントは? 更新日:2021年2月7日 公開日:2014年10月24日 救急頭部 びまん性軸索損傷(DAI:diffuse axonal injury) 粗大な頭蓋内占拠病変を認めないにもかかわらず、受傷直後より昏睡に陥り意識障害が遷延する。意識清明期がある場合はこの疾患名をつけない。 CTでは軽症に […] 続きを読む
骨髄炎のMRI画像診断 公開日:2014年9月22日 救急整形外科 骨髄炎 病期分類 ・病期1期:骨髄内の炎症。局所の痛み・圧痛・発熱を伴う。 ・病期2期:骨髄の中に膿が貯まる。炎症は骨膜下まで及ぶ。 ・病期3期:炎症が周囲軟部組織まで及ぶ。 ・慢性骨髄炎とは半年以上持続する […] 続きを読む
鼠径ヘルニアとは?内鼠径ヘルニア・外鼠径ヘルニアの違いは? 更新日:2016年12月23日 公開日:2014年9月5日 救急腹部 鼠径ヘルニア(inguinal hernia)は頻度の多い疾患です。 読み方は「そけいヘルニア」と読みます。 鼠径ヘルニアは外(間接)鼠径ヘルニア、内(直接)鼠径ヘルニアに大きく分けられます。 その違いは、臨床的にはそ […] 続きを読む
気管支喘息のCT画像診断の特徴は? 更新日:2022年9月8日 公開日:2014年9月2日 救急胸部 気管支喘息(bronchial asthma) 下気道の慢性炎症。 上皮下へのコラーゲン沈着による基底膜肥厚。 気道過敏性亢進などさまざまなトリガーにより発作が起こる。 発作時は平滑筋の収縮や粘液栓による気道閉塞が起こり […] 続きを読む
急性硬膜下血腫(ASDH)とは?CT、MRI画像診断のポイントは? 更新日:2016年9月15日 公開日:2014年8月26日 救急頭部 急性硬膜下血腫とは?(acute subdural hematoma:ASDH) 頭部外傷などにより急性期の硬膜下腔に出血が起こる病態。 脳表の動静脈や架橋静脈の損傷、脳内血腫の脳表への進展が原因となる。 硬膜-くも膜間 […] 続きを読む
総胆管結石の画像診断のポイント!症状、原因、治療は? 更新日:2022年9月25日 公開日:2014年8月25日 救急腹部 総胆管結石(CBD stone)とは 総胆管結石(CBD(common bile duct) stone)は総胆管の閉塞-狭窄の原因となり、閉塞性黄疸を起こす。 感染を伴えば、胆管炎の原因となる。 症状は、黄疸、発熱、右 […] 続きを読む
外傷性くも膜下出血とは?画像診断のポイントは? 更新日:2021年11月23日 公開日:2014年8月23日 救急頭部 外傷性くも膜下出血(traumatic subarachnoid hemorrhage) 外傷→脳表の血管損傷→くも膜下腔に広がる出血。 くも膜下出血単独で見られることもあるが、脳挫傷、硬膜下血腫、びまん性軸索損傷、橋・ […] 続きを読む
硬膜下蓄膿(硬膜下膿瘍)の画像診断 更新日:2015年7月28日 公開日:2014年8月1日 救急頭部 硬膜下蓄膿(硬膜下膿瘍)(subdural empyema) ・まれだが、死亡率が高い。 ・急速に進行しうる脳外科的緊急疾患であり、髄膜炎の合併症の1つだが、髄膜炎と診断されて、臨床診断がしばしば遅れる。 ・硬膜下蓄膿は […] 続きを読む