「救急」の記事一覧

視床出血の特徴は？画像診断は？

視床出血の特徴は？・主な責任血管は、視床膝状動脈、後視床穿通動脈(いずれも後大脳動脈の穿通枝) ※血管支配域については、頭部画像診断ツールにてご確認ください。・限局性の場合は一般的に予後は良いが、内包や周囲構造に進展 […]

被殻出血主な責任血管は、レンズ核線条体動脈外側枝(中大脳動脈からの穿通枝) ※血管支配域については、頭部画像診断ツールにてご確認ください。限局している場合は一般に予後はよいが、隣り合う内包が障害されることで、反対側の […]

高血圧性脳出血の診断のポイント・60〜70歳代に好発する。ただし若年発症もある。・被殻＞視床＞橋、小脳、皮質下が好発部位である。・出血近傍に脳血管奇形や脳腫瘍など二次性出血の原因となるような疾患がない。・深部穿通 […]

脳出血の局在と原因・まず大きく、高血圧によって起こる脳出血と、そうでない脳出血に分けられる。・高血圧性出血は、高血圧により穿通動脈に圧が加わり、微小動脈瘤形成→破綻によりおこる出血。・高血圧性出血は、穿通動脈が分布 […]

脳卒中に適した画像はCTなのでしょうか？それともMRIなのでしょうか？ MRIは脳梗塞に強いと言われますが、実際の所どうなのでしょうか？脳卒中に適した画像についてまとめてみました。脳卒中に適した画像の撮影モダリティと […]

閉鎖孔ヘルニア(obturator hernia) 外ヘルニアの一つ。痩せた多産の高齢女性に多い。閉鎖管内と恥骨筋の背側に異常な構造物が存在する。小腸(回腸)(>結腸、大網、卵巣、卵管、子宮)が嵌頓しやすく、 […]

脛骨高原骨折(脛骨近位部骨折、脛骨プラトー骨折) 脛骨の関節面を高原に例えて高原骨折という。高原は英語でplateau(プラトー)なので、プラトー骨折と呼ばれることもある。脛骨の垂直方向の圧縮荷重と内反または外反が組み […]

脛骨顆間隆起骨折・10歳前後の小児に好発するが、成人にも発生する。・前十字靭帯損傷と同様、スキーなどのスポーツ外傷、自動車やオートバイの転倒により発生する。・前十字靭帯の脛骨付着部は顆間隆起の前方部分に存在するので […]

脳動脈瘤破裂の危険因子は？大きさ・当然大きいもの。5-7mm以上。10mm以上は特に。部位前交通動脈(A-com)　33% 内頸動脈-後交通動脈分岐部(IC-PC) 29% 中大脳動脈　21% 前大脳動脈末梢部 […]

脳血管支配域とMRI画像の関係追記）2014年10月にツール化しました。ネット環境にあれば、解剖にカーソルを合わせると解剖名が表記されます。また解剖名だけでなく血流支配域にも対応しました。脳梗塞を見たときに、どの […]