気管支異物(異物誤飲)

  • 約80%は3歳までに発症し、1歳台が最も多い
  • 3歳以下では8割がピーナッツなどの食物
  • 4歳以上ではおもちゃなど、食べ物でないことが多い。
  • 症状は咳嗽や呼吸困難、チアノーゼなど。
  • 成人の場合は、大きな誤嚥物が原因となり、診断は容易。
  • 小児の場合には気管支異物の診断は難しい事が多い。
  • 一つに小児の場合は、異物誤嚥のはっきりとした病歴が得られないため。
  • そのため、乳幼児の持続する喘鳴、治療抵抗性の端息、同一部位の反復性肺炎は気管支異物も必ず鑑別に入れる。
  • また成人の気道閉塞と異なり、小児の場合は、閉塞肺の過膨張や閉塞性肺気腫を生ずることが多い。
  • 気道狭窄を来し、チェックバルブ機構により吐けなくなるため。
  • 気管支異物は成人では無気肺を生ずることがほとんどだが、小児ではairtrappingを起こすことが多い。
呼気性喘鳴の鑑別
  • 気道感染
  • 先天性因子(気管支無力症、気管支狭窄)
  • 圧迫による気道狭窄:血管輪、縦隔腫瘍、リンパ節腫大、食道癌
  • 気管支異物

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