ナボット嚢胞の画像診断(Nabothian cyst、子宮頸部嚢胞性病変) 更新日:2021年2月7日 公開日:2014年9月8日 婦人科 ナボット嚢胞(Nabothian cyst) ・子宮頸部の移行帯(transformation zone)に生じる頻度の高い良性嚢胞。 ・頚管腺開口部が扁平上皮で覆われる結果生じる貯留嚢胞のこと。 ・充実性部分を伴わない […] 続きを読む
鼠径管から陰嚢にかけて起こる病気(陰嚢水腫、腹膜中皮腫、転移性精索腫瘍、異所性子宮内膜症) 更新日:2016年7月13日 公開日:2014年9月5日 腹部 鼠径管から陰嚢にかけて起こる病気 このとき、腹腔内と陰嚢は繋がっていることになりますが、やがて精索や女性の場合は子宮円索として、索状の構造に置き換わります。 ところが、この精巣が通っていった腹膜(腹膜鞘状突 […] 続きを読む
鼠径ヘルニアを診断する上で知っておくべき解剖(下腹壁動静脈) 更新日:2018年11月9日 公開日:2014年9月5日 腹部 鼠径ヘルニアを診断する上で知っておくべき解剖 まずは骨盤レベルでの、腹膜腔(腹腔内)の解剖を見てみましょう。 実際のCT所見(腹水が多い症例でよく見えます) 真ん中から 正中臍ヒダ 内側臍ヒダ 外側臍ヒダ です。 中で […] 続きを読む
鼠径ヘルニアとは?内鼠径ヘルニア・外鼠径ヘルニアの違いは? 更新日:2016年12月23日 公開日:2014年9月5日 救急腹部 鼠径ヘルニア(inguinal hernia)は頻度の多い疾患です。 読み方は「そけいヘルニア」と読みます。 鼠径ヘルニアは外(間接)鼠径ヘルニア、内(直接)鼠径ヘルニアに大きく分けられます。 その違いは、臨床的にはそ […] 続きを読む
胸膜中皮腫の画像診断(pleural mesothelioma) 更新日:2021年2月7日 公開日:2014年9月4日 胸部 胸膜中皮腫 石綿曝露と高い相関(9割くらい)があり、低濃度曝露でも発症する。 曝露から20〜40年の潜伏期を経て発症する。 中皮腫は、心膜、腹膜、精巣鞘膜などに生じるが、胸膜が8割程度と最多。 壁側胸膜の中皮細胞から発生 […] 続きを読む
血痰・喀血をきたす疾患の鑑別診断、原因疾患 更新日:2022年9月7日 公開日:2014年9月3日 胸部 血痰・喀血をきたす疾患の鑑別診断、原因疾患 気道からの出血 気管支拡張症 気管支炎(急性、慢性) 気管支結核 細気管支炎 中葉舌区症候群 中枢型肺癌 気管支内腔への転移 気管支カルチノイド 気道内異物 気道の外傷 肺実質 […] 続きを読む
気管支喘息のCT画像診断の特徴は? 更新日:2022年9月8日 公開日:2014年9月2日 救急胸部 気管支喘息(bronchial asthma) 下気道の慢性炎症。 上皮下へのコラーゲン沈着による基底膜肥厚。 気道過敏性亢進などさまざまなトリガーにより発作が起こる。 発作時は平滑筋の収縮や粘液栓による気道閉塞が起こり […] 続きを読む
腫瘍シンチのタリウムシンチとは?画像のポイントは? 更新日:2021年2月7日 公開日:2014年9月1日 核医学 タリウムシンチ(201Tl-Chlorideシンチ) ガリウムシンチとともに腫瘍シンチで用いられる。 ただし、18F-FDG PET検査の普及により、年々検査数は減少している。 腫瘍への血流や腫瘍細胞のNa-K ATPa […] 続きを読む
浮腫性胆嚢壁肥厚(漿膜下浮腫)とは?画像診断のポイントは?急性胆嚢炎との違いは? 更新日:2016年1月21日 公開日:2014年8月27日 腹部 浮腫性胆嚢壁肥厚(edematous wall thicking of the GB)とは? ・胆嚢壁は漿膜下層が最も結合組織が疎であり、浮腫が起こりやすい。 ・内膜の肥厚ではなく、漿膜下の肥厚によるため、胆嚢炎とは異な […] 続きを読む
前立腺肥大症のMRI画像診断のポイントは?症状、検査、治療は? 更新日:2021年2月7日 公開日:2014年8月27日 泌尿器 前立腺肥大症(BPH:benign prostatic hyperplasia/hypertrophy) 前立腺は、50歳くらいから次第に大きくなり、内部の尿道を圧迫し、様々な排尿障害症状をきたす。 前立腺肥大とは、前立 […] 続きを読む