偽腔閉鎖型大動脈解離の画像診断 更新日:2016年1月2日 公開日:2014年8月7日 心血管 偽腔閉鎖型大動脈解離 ・偽腔は血腫で充満し、造影されないタイプ。 ・ただし、急性期では、血栓閉鎖した偽腔が単純CTで濃度の高い肥厚した壁(hyperdense crescent sign)として描出されることが重要である […] 続きを読む
偽腔開存型大動脈解離とは?CT画像診断の特徴は? 更新日:2021年2月7日 公開日:2014年8月7日 心血管 偽腔開存型大動脈解離とは? ・大動脈解離のうち、偽腔は開存しており、偽腔は造影されるタイプ。 ・造影CT早期相で偽腔は造影されることが多いが、されないこともあるので、後期相まで撮像する必要がある。 ・entry/re-e […] 続きを読む
心血管の感染・炎症の画像評価総論 公開日:2014年5月21日 心血管 心血管の感染・炎症の画像評価総論 ・どのモダリティを選んで、評価するかが問題。 各種モダリティの強い所 ・CTは血管壁の描出 ・MRIは心筋の性状 ・PETは感染巣の検出 ・エコーは、検査料金、非侵襲性、簡便性。 心血 […] 続きを読む
川崎病の診断基準、画像診断(動脈瘤、リンパ節腫大) 更新日:2016年8月31日 公開日:2014年5月20日 小児心血管 川崎病 ・全身の中小動脈の炎症を起こす原因不明の疾患 ・主に4歳以下の乳幼児(男児にやや多い)が罹患する。 ・25%が冠動脈瘤を発生するが、そのうち半数は退縮する。 川崎病の診断基準 5日以上続く原因不明の発熱 両側眼球 […] 続きを読む
感染性心内膜炎の診断基準とは?(Modified Duke’s criteria) 更新日:2016年4月20日 公開日:2014年5月2日 心血管 Modified Duke’s criteriaとは? ・大項目2つ、小項目5つからなる。一部改変、省略。 大基準 血液培養が持続的に陽性(感染性心内膜炎の起炎菌として知られている細菌の検出) 心臓の弁が […] 続きを読む
大動脈解離の発症時期のCT画像からの推定 更新日:2019年12月5日 公開日:2014年4月30日 心血管 大動脈解離の発症時期のCT画像からの推定 急性期では剥離内膜は薄く、拍動で揺れ動き、motion artifactにより二重に見える。 急性期の場合は動脈の横断面は丸く、本来の動脈の形をしている。 慢性期には剥離内膜は厚 […] 続きを読む
大動脈解離のCT画像診断のポイントは?分類は? 更新日:2021年2月7日 公開日:2014年4月30日 心血管救急 大動脈解離(Aortic Dissection(AoD)) ・内膜の亀裂(エントリー)から血液が流入→大動脈中膜が内外2層に剥離して壁内に偽腔が生じた状態。 ・中膜(medial layer)の脆弱性が本態。 ・リスクは […] 続きを読む
急性大動脈症候群(acute aortic sydrome)の定義、含まれる疾患、病態、予後、死亡率、診断 更新日:2014年8月4日 公開日:2014年4月30日 心血管救急 急性大動脈症候群(acute aortic sydrome) ・胸痛を主訴として急性発症する生命にかかわる大動脈疾患の総称。(Heart 2001;85:365-368) ・救急医療での治療・診断を主眼とした臨床学的疾患 […] 続きを読む
心嚢水、心嚢液のCT画像診断のポイント! 更新日:2017年7月21日 公開日:2014年3月5日 心血管胸部 心嚢液貯留 悪性腫瘍や心膜炎、外傷や解離により貯留をきたす。 心室拡張障害や静脈灌流の低下をきたす場合、心タンポナーデと呼ばれる。 心タンポナーデでは、Beckの3徴(収縮期血圧低下、頸静脈怒張、心音減弱)を認める。 […] 続きを読む
心膜洞(心膜腔、心膜陥凹)の液貯留(心嚢液)のCT画像診断!リンパ節とは異なる! 更新日:2019年11月21日 公開日:2014年3月5日 心血管胸部 心膜洞とは?(pericardial recess(sinus)) 心膜は心臓表面を覆う心外膜(臓側漿膜)の折り返りにより形成される壁側漿膜である。心膜と心外膜間が心嚢と呼ばれる空間となる。心嚢内には、心膜の折り返りや心 […] 続きを読む