高安動脈炎(大動脈炎症候群)とは?CT画像所見のポイント! 更新日:2023年3月6日 公開日:2015年2月20日 心血管 高安動脈炎/高安病とは? 大動脈とその主要分枝、肺動脈などの弾性血管を侵す原因不明の血管炎。大動脈炎症候群とも呼ばれる。※肺動脈は末梢まで弾性線維がある。 中膜と外膜に円形および巨細胞浸潤のみられる全層におよぶ血管炎。 […] 続きを読む
重複下大静脈とは?CT画像診断のポイントは? 更新日:2017年9月22日 公開日:2014年9月12日 心血管腹部 重複下大静脈(double IVC,duplicated IVC)とは? 全人口の2-3%に見られる。CTで遭遇する頻度は0.7-1%と下大静脈の奇形で最も多い。 大動脈の両側に下大静脈が描出される奇形。 発生の過程で […] 続きを読む
心膜転移(転移性心膜腫瘍)の画像診断 更新日:2016年9月13日 公開日:2014年9月10日 心血管胸部 転移性心膜腫瘍(心膜転移)(metastatic pericardial tumor) 心膜転移の頻度は、原発性心臓腫瘍の20-40倍。 心筋転移より心膜転移の頻度が高い。 原発巣としては、肺癌および乳癌からが多い。他、 […] 続きを読む
ULP型大動脈解離の画像診断 更新日:2017年1月25日 公開日:2014年8月7日 心血管 ULP型大動脈解離 2010年のガイドラインからULP型大動脈解離として独立した。 血栓化解離腔内へ突出することがあり(上図参照)、ulcer like projection(ULP)と呼ばれている(画像所見である)。 […] 続きを読む
偽腔閉鎖型大動脈解離の画像診断 更新日:2016年1月2日 公開日:2014年8月7日 心血管 偽腔閉鎖型大動脈解離 ・偽腔は血腫で充満し、造影されないタイプ。 ・ただし、急性期では、血栓閉鎖した偽腔が単純CTで濃度の高い肥厚した壁(hyperdense crescent sign)として描出されることが重要である […] 続きを読む
偽腔開存型大動脈解離とは?CT画像診断の特徴は? 更新日:2021年2月7日 公開日:2014年8月7日 心血管 偽腔開存型大動脈解離とは? ・大動脈解離のうち、偽腔は開存しており、偽腔は造影されるタイプ。 ・造影CT早期相で偽腔は造影されることが多いが、されないこともあるので、後期相まで撮像する必要がある。 ・entry/re-e […] 続きを読む
心血管の感染・炎症の画像評価総論 公開日:2014年5月21日 心血管 心血管の感染・炎症の画像評価総論 ・どのモダリティを選んで、評価するかが問題。 各種モダリティの強い所 ・CTは血管壁の描出 ・MRIは心筋の性状 ・PETは感染巣の検出 ・エコーは、検査料金、非侵襲性、簡便性。 心血 […] 続きを読む
川崎病の診断基準、画像診断(動脈瘤、リンパ節腫大) 更新日:2016年8月31日 公開日:2014年5月20日 小児心血管 川崎病 ・全身の中小動脈の炎症を起こす原因不明の疾患 ・主に4歳以下の乳幼児(男児にやや多い)が罹患する。 ・25%が冠動脈瘤を発生するが、そのうち半数は退縮する。 川崎病の診断基準 5日以上続く原因不明の発熱 両側眼球 […] 続きを読む
感染性心内膜炎の診断基準とは?(Modified Duke’s criteria) 更新日:2016年4月20日 公開日:2014年5月2日 心血管 Modified Duke’s criteriaとは? ・大項目2つ、小項目5つからなる。一部改変、省略。 大基準 血液培養が持続的に陽性(感染性心内膜炎の起炎菌として知られている細菌の検出) 心臓の弁が […] 続きを読む
大動脈解離の発症時期のCT画像からの推定 更新日:2019年12月5日 公開日:2014年4月30日 心血管 大動脈解離の発症時期のCT画像からの推定 急性期では剥離内膜は薄く、拍動で揺れ動き、motion artifactにより二重に見える。 急性期の場合は動脈の横断面は丸く、本来の動脈の形をしている。 慢性期には剥離内膜は厚 […] 続きを読む