大腿骨ステム周囲骨折のCT画像所見のポイント 公開日:2022年2月22日 整形外科 大腿骨ステム周囲骨折とは? 大腿骨近位部骨折後に、大腿骨人工物置換術を受けた患者が転倒などで受傷する。 人工物置換術施行症例の増加と超高齢社会により、今後増加が予想される外傷である。 大腿骨近位部骨折の術後では大腿骨骨幹 […] 続きを読む
橈骨遠位端骨折のレントゲン、CT画像所見 公開日:2022年2月19日 整形外科 橈骨遠位端骨折(fracture of the distal radius)とは? 脊椎圧迫骨折、大腿骨近位部骨折に続いて脆弱性骨折としての発生頻度が高い。 加齢とともに発生率は上昇し、50〜70歳の女性に多く発生する。 […] 続きを読む
大腿骨転子部骨折の画像所見と頸部骨折との違い 公開日:2022年2月19日 整形外科 大腿骨転子部骨折とは 大腿骨頸部骨折と比較すると、関節外骨折であるため関節周囲へと出血が広がり、大腿近位部の腫脹や皮下血腫を伴うことがある。 75歳未満では頸部骨折が多いが、75歳以上では転子部骨折が多い。 近年我が国で […] 続きを読む
サイトメガロウイルス腸炎のCT画像所見 公開日:2022年2月11日 CT検査救急消化器 サイトメガロウイルス腸炎とは サイトメガロウイルスによる腸炎で、潰瘍性大腸炎や虚血性大腸炎などに合併することがある。 宿主の免疫低下による慢性感染や潜伏感染していたサイトメガロウイルスの再活性化が原因となる。 免疫低下の […] 続きを読む
頭部CTで両側耳介の肥厚や石灰化を見た場合に考えるべき疾患 更新日:2024年1月22日 公開日:2022年1月14日 頭部CT 頭部CTで両側耳介の肥厚や石灰化を見た場合、 耳介が激しく接触するスポーツ(柔道、ラグビー、レスリング、総合格闘技など)による耳介血腫や慢性炎症。いわゆる柔道耳(「餃子耳」や「カリフラワーイヤー」などと呼ばれることもある […] 続きを読む
頭部CTで皮下に多発の石灰化を認めた場合の鑑別 更新日:2022年5月9日 公開日:2022年1月14日 頭部CT 頭部CTで皮下に多発の石灰化を認めた場合、 石灰化上皮腫(calcifying epithelioma:CE) 動脈壁の石灰化(特に透析患者) 多発毛嚢炎などの炎症による石灰化 副甲状腺機能亢進症 などを考えます。 症例 […] 続きを読む
頭部CTでびまん性に皮膚の肥厚を見た際に考えるべき疾患 公開日:2022年1月14日 CT検査頭部CT びまん性皮膚肥厚 頭部CTでびまん性に皮膚の肥厚を見た場合、 アトピー性皮膚炎 脂漏性皮膚炎 などを考える。 ※アトピー性皮膚炎の場合、耳介への叩打によって耳介血腫や慢性炎症により両側耳介の肥厚や石灰化を認めることがある […] 続きを読む
海綿静脈洞内の脂肪沈着とは? 更新日:2022年2月2日 公開日:2022年1月5日 頭部頭部CT 海綿静脈洞内の脂肪沈着(cavernous sinus fat) 頭部CTで偶発的に海綿静脈洞内に脂肪沈着(cavernous sinus fat)を認めることがあります。 肥満やCushing病、ステロイド内服との関連 […] 続きを読む
頭部CTで骨折線と紛らわしい後頭乳突縫合とは? 公開日:2022年1月4日 頭部CT 頭部CTで骨折線と紛らわしい縫合線に、後頭乳突縫合(occopitomastoid suture)があります。 左右対称であり、見慣れれば骨折線でないことは、すぐに分かるのですが、見慣れていない場合骨折線としてしまうかも […] 続きを読む
頭部MRAの撮影の意義は?わかることは? 公開日:2021年12月27日 MRI検査頭部 MRAとは? MRAとは MR angiography を略したもので、選択的に血流のみを画像化する方法です。 通常、TOF法で非造影で撮影されますので、造影剤は用いません。 (用いることもありますが、ほとんどの場合使用 […] 続きを読む