頭部CTで両側耳介の肥厚や石灰化を見た場合に考えるべき疾患 更新日:2024年1月22日 公開日:2022年1月14日 頭部CT 頭部CTで両側耳介の肥厚や石灰化を見た場合、 耳介が激しく接触するスポーツ(柔道、ラグビー、レスリング、総合格闘技など)による耳介血腫や慢性炎症。いわゆる柔道耳(「餃子耳」や「カリフラワーイヤー」などと呼ばれることもある […] 続きを読む
頭部CTで皮下に多発の石灰化を認めた場合の鑑別 更新日:2022年5月9日 公開日:2022年1月14日 頭部CT 頭部CTで皮下に多発の石灰化を認めた場合、 石灰化上皮腫(calcifying epithelioma:CE) 動脈壁の石灰化(特に透析患者) 多発毛嚢炎などの炎症による石灰化 副甲状腺機能亢進症 などを考えます。 症例 […] 続きを読む
頭部CTでびまん性に皮膚の肥厚を見た際に考えるべき疾患 公開日:2022年1月14日 CT検査頭部CT びまん性皮膚肥厚 頭部CTでびまん性に皮膚の肥厚を見た場合、 アトピー性皮膚炎 脂漏性皮膚炎 などを考える。 ※アトピー性皮膚炎の場合、耳介への叩打によって耳介血腫や慢性炎症により両側耳介の肥厚や石灰化を認めることがある […] 続きを読む
海綿静脈洞内の脂肪沈着とは? 更新日:2022年2月2日 公開日:2022年1月5日 頭部頭部CT 海綿静脈洞内の脂肪沈着(cavernous sinus fat) 頭部CTで偶発的に海綿静脈洞内に脂肪沈着(cavernous sinus fat)を認めることがあります。 肥満やCushing病、ステロイド内服との関連 […] 続きを読む
頭部CTで骨折線と紛らわしい後頭乳突縫合とは? 公開日:2022年1月4日 頭部CT 頭部CTで骨折線と紛らわしい縫合線に、後頭乳突縫合(occopitomastoid suture)があります。 左右対称であり、見慣れれば骨折線でないことは、すぐに分かるのですが、見慣れていない場合骨折線としてしまうかも […] 続きを読む
頭部MRAの撮影の意義は?わかることは? 公開日:2021年12月27日 MRI検査頭部 MRAとは? MRAとは MR angiography を略したもので、選択的に血流のみを画像化する方法です。 通常、TOF法で非造影で撮影されますので、造影剤は用いません。 (用いることもありますが、ほとんどの場合使用 […] 続きを読む
漿液、高蛋白、石灰化、脂肪、壊死、出血、線維成分のCT、MRI画像所見 公開日:2021年12月21日 CT検査MRI検査 つい、忘れてしまいがちな漿液、高蛋白、石灰化、脂肪、壊死、出血、線維成分がCTやMRIのT1WI、T2WIでどのような信号パターンを示すのかをまとめました。 CT MRI T1WI T2WI 漿液 low low hig […] 続きを読む
胚細胞腫瘍総論 公開日:2021年12月21日 CT検査MRI検査 胚細胞腫瘍の起源と母地となり得る場所 胚細胞腫瘍の起源は胎児期の始原生殖細胞で、この始原生殖細胞は卵黄嚢から生殖器原基として正中線上で対で移動する。 移動が不十分な場合に胚細胞腫瘍の母地となり得る。 胚細胞性腫瘍の発生部 […] 続きを読む
両側腋窩リンパ節が目立つ(腫大)場合に考えるべき疾患・鑑別、CT画像所見 更新日:2024年1月19日 公開日:2021年12月21日 CT検査胸部 両側腋窩リンパ節が目立つ場合に考えるべき疾患 関節リウマチ(RA) アトピー性皮膚炎 を考える。まず悪性リンパ腫ではない。 両側腋窩リンパ節が目立つ所見はRAの43%で認め、上肢の関節炎の程度で左右差が見られることがある […] 続きを読む
縦隔を走行する神経の種類とCT画像診断(神経原性腫瘍の診断に重要) 更新日:2024年12月5日 公開日:2021年12月16日 CT検査胸部 縦隔を走行する神経には、 末梢神経 交感・副交感神経系 があります。 これらは神経原性腫瘍の発生源となりえます。 どういった神経が縦隔のどこを走行するのかを実際のCT画像を用いてまとめました。 末梢神経 肋間神経 横隔神 […] 続きを読む