脊椎急性硬膜外血腫で重要な硬膜上腔(epidural space)とは? 公開日:2022年5月17日 救急整形外科 硬膜上腔(epidural space) 頭蓋内では硬膜の内層、外層は頭蓋骨に密着しており、間隙は存在しない。 硬膜外層は頭蓋底レベルで外れるため、脊柱管内では内層(脊髄硬膜)と外層(椎体骨の骨膜)の間に間隙が存在し、こ […] 続きを読む
脊椎硬膜外血腫の好発部位、原因、CT/MRI画像所見 公開日:2022年5月17日 救急整形外科 脊椎硬膜外血腫 下部頚椎〜上位胸椎、下部胸椎〜上部腰椎レベルが好発部位。 原因が不明な特発性が40-50%と最多。 その他、凝固異常、変形性脊椎症、外傷、脊椎術後、硬膜外麻酔後、血管異常などが要因となる。 四肢への放散痛 […] 続きを読む
脊椎圧迫骨折の画像診断のポイント 公開日:2022年5月12日 整形外科 脊椎圧迫骨折 外傷、骨粗鬆症、椎体への腫瘍の浸潤などにより生じる。 急性期〜亜急性期には骨折部に一致した疼痛を生じる。 骨粗鬆症による圧迫骨折は高齢者に多く、特に閉経後の女性に多い。他ステロイドの使用、アルコール、喫煙な […] 続きを読む
脊髄損傷のCT,MRI画像診断のポイント 更新日:2022年7月2日 公開日:2022年5月8日 整形外科 脊髄損傷 脊髄損傷の好発部位は頚髄レベルで、神経学的にも頚髄損傷が最も問題となる。 中心部から両側性に挫傷を来す中心性脊髄損傷が最も多く、上肢に優位の運動麻痺や感覚障害を来す。 受傷直後には症状がなくても、時間が経過して […] 続きを読む
外傷性骨盤骨折の分類(骨盤輪骨折、寛骨臼骨折)とCT画像診断のポイント! 更新日:2024年1月24日 公開日:2022年4月21日 CT検査整形外科 そもそも骨盤骨とは?骨盤輪とは? 骨盤骨は、腸骨・坐骨・恥骨・仙骨から構成される。 腸骨・坐骨・恥骨はまとめて寛骨と呼ばれる。 骨盤輪とは、腸骨・坐骨・恥骨・仙骨で囲まれた輪っかのこと。 外傷性骨盤骨折の分 […] 続きを読む
大動脈周囲(回旋)左腎静脈(circumaortic left renal vein)とは?CT画像所見は? 公開日:2022年4月5日 CT検査泌尿器 大動脈周囲(回旋)左腎静脈(circumaortic left renal vein) 胎生期に大動脈を取り囲む静脈輪が形成され、正常ではその腹側枝のみが遺残するが、背側枝も残ったもの。 背側枝は腹側枝よりも1-2椎体尾 […] 続きを読む
踵骨骨折の画像診断のポイント、Essex-Lopresti分類、ベーラー(Böhler)角、Sanders分類とは? 更新日:2022年4月6日 公開日:2022年4月5日 整形外科 踵骨骨折 足根骨骨折で最も多く60%以上を占める。 ほとんどが高所から踵で着地するという受傷機転による高エネルギー外傷。 そのため他の部位の損傷を合併することが多く、脊椎骨折(10%)や反対側の踵骨骨折(10%)を認める […] 続きを読む
リスフラン関節脱臼骨折とは?画像所見、分類は? 公開日:2022年4月2日 整形外科 そもそもリスフラン関節とは? 中足骨と立方骨・楔状骨を繋ぐアーチ状の構造をした関節でリスフラン(Lisfranc)関節(足根中足関節)と呼ばれる。 関節自体が動くことはほとんどないが、着時など足に体重がかかかったときに衝 […] 続きを読む
脛骨遠位骨端線損傷の画像所見のポイントは?Tillaux骨折、triplane骨折とは? 公開日:2022年3月30日 整形外科 脛骨遠位骨端線損傷1)3) 10ー12歳の学童に多い(14-15歳で骨端線が閉じるため)。 足部を捻って着地することで生じ、荷重困難となり受診する。 体表状から骨端線損傷部を触知できることも多い。 単純X線で骨端線損傷を […] 続きを読む
第5中足骨基部骨折の分類と画像所見のポイント 公開日:2022年3月29日 整形外科 第5中足骨基部骨折 大まかに、粗面部の裂離骨折と近位骨幹端部骨折(Jones骨折)に分けられる。 前者の方が頻度は圧倒的に高い。 第5中足骨基部骨折-粗面部裂離骨折 下駄骨折、ハイヒール骨折、ダンサー骨折、pseudo […] 続きを読む