ナットクラッカー症候群のCT画像所見のポイント 更新日:2023年8月23日 公開日:2022年10月12日 CT検査泌尿器 ナットクラッカー症候群(現象)(nutcracker) 左腎静脈捕捉症候群やナットクラッカー症候群、ナットクラッカー現象、クルミ割り現象などと呼ばれる。 大動脈と上腸間膜動脈の間に挟まれた左腎静脈がうっ滞した状態で、左腎 […] 続きを読む
遊走胆嚢(移動性胆嚢)と胆嚢捻転症のCT画像診断のポイント 公開日:2022年10月9日 CT検査MRI検査消化器腹部 遊走胆嚢(移動性胆嚢)(wandering gallbladder) 胆嚢の肝臓側は肝臓の線維性被膜の結合組織により肝臓に固定されているのが正常。 この固定されている範囲が短い場合を遊走胆嚢(移動性胆嚢)と言う。 遊走胆 […] 続きを読む
血管型Behçet病(血管ベーチェット)の血管病変 公開日:2022年10月6日 CT検査心血管 血管型Behçet病(血管ベーチェット) Behçet病による血管病変は肺血管系を含め大小の動静脈に分布するため、多彩な血管を首座とする血管炎(variable vessel vasculitis:VVV)に分類。 特に […] 続きを読む
感染性腹膜炎の原因疾患とその割合 公開日:2022年10月6日 CT検査腹部 感染性腹膜炎の原因疾患とその割合 虫垂炎 34.2% 胆嚢炎 18.5% 術後合併症 8.5% 大腸穿孔 5.9% 上部消化管穿孔 11% 憩室炎 5.2% 小腸穿孔 5.4% その他 7.7% PID 1.1% 外傷 […] 続きを読む
大動脈基部術後に見られるCT画像所見と合併症 公開日:2022年10月5日 CT検査心血管 大動脈基部の手術 大動脈基部の拡張 大動脈弁輪拡張症 大動脈基部まで進展した大動脈解離など に対して行われる。 人工弁置換 自己大動脈弁を温存して、人工血管置換、冠動脈再建 を行う。 術部に見られる所見 術部に液体貯留を […] 続きを読む
顕微鏡的多発血管炎(MPA)の肺病変 更新日:2022年10月5日 公開日:2022年10月3日 CT検査胸部 顕微鏡的多発血管炎(microscopic polyangiitis:MPA)と肺病変 微小血管の壊死性血管炎を基本とし、肉芽腫性炎症を伴わない(この点がGPAとは異なる)。 日本で最も多いANCA関連血管炎である。 M […] 続きを読む
肺における血管炎を来す疾患 更新日:2022年10月6日 公開日:2022年10月3日 CT検査胸部 肺における血管炎 肺は、さまざまな血管炎の標的臓器となる。 小血管を侵す血管炎 細動脈や毛細血管など小さな血管を侵す代表的な疾患が、 顕微鏡的多発血管炎(microscopic polyangiitis:MPA) 多発血 […] 続きを読む
上腕骨頭の嚢胞と腱板断裂の関係 公開日:2022年9月27日 CT検査MRI検査整形外科 上腕骨頭の嚢胞と腱板断裂の関係 上腕骨頭に認める嚢胞(bone cyst)には上腕骨頭の中でも背側(posterior cyst)に認めるものと腹側(anterior cyst)に認めるものがある。 posterior […] 続きを読む
健常人においても単純CTで腎錐体/腎髄質が高吸収となることがある 公開日:2022年9月25日 CT検査泌尿器 単純CTで腎錐体/腎髄質が高吸収に見えることがある スクリーニングの単純CTで両側の腎髄質、中でも腎錐体が高吸収に見えることがあり、white pylamid sign、dense renal medulla (DRM) […] 続きを読む
CT画像で奇静脈弓に高吸収が目立つのは奇静脈弁に造影剤が残留するから 更新日:2022年9月26日 公開日:2022年9月25日 CT検査胸部 奇静脈弁(Azygos arch valve)への造影剤の残留 造影CTにおいて平衡相や遅延相で奇静脈弓(Arch of azygos vein)に高吸収が目立って残っているのは石灰化などではなく、奇静脈弁(Azygos […] 続きを読む