
「CT検査」の記事一覧

椎体の骨折のChance型骨折のCT画像所見のポイント
Chance型骨折/Chance骨折(Chance fracture) 胸腰椎移行部に多い伸延損傷(distraction injury)。 椎体・椎弓根・椎弓を含めた横骨折。middle columnを横断する。 以前 […]

大動脈乳頭(aortic nipple)の胸部レントゲン、CT画像所見のポイント
大動脈乳頭(aortic nipple)とは? 正常では左第2−4肋間静脈は副半奇静脈に合流して、そこから左(最)上肋間静脈が、左腕頭静脈へ流入する。 胸部レントゲンにおいて、約10%の頻度で、左(最)上肋間静脈が大動脈 […]
膵癌の前駆病変として最多であるPanIN(膵上皮内腫瘍性病変)の画像所見のポイント
膵上皮内腫瘍性病変(PanIN:pancreatic intraepithelial neoplasia)とは? 膵管の異型上皮病変を総合的にとらえる概念。PanINの読み方はパンイン。 膵癌の前駆病変(前癌病変)となる […]

胸部CTで知っておくべき正常変異・先天奇形の画像所見まとめ
胸部CTで知っておくべき正常変異・先天奇形 肺野・気道 右傍気管嚢胞(right paratracheal air cyst) 気管気管支(tracheal bronchus) 副心臓支(accessory cardia […]

胸骨筋のCT画像所見のポイント(胸壁皮下に左右非対称に存在する破格筋)
胸骨筋(sternalis muscle) 胸骨の外側に沿って存在する破格筋(正常変異)。 胸骨下端、肋軟骨、腹直筋鞘を起始として、大胸筋筋膜・胸骨に停止する。 マンモグラフィーで腫瘤様に描出されることがあるので乳癌とし […]

Poland症候群のCT画像所見のポイント
Poland症候群(Poland’s syndrome)/ポーランド症候群 片側の胸壁筋の欠損あるいは低形成と、同側の合手症または短指症などの四肢の異常を特徴とする先天奇形。 胸郭、骨、乳房、腎臓の奇形を伴う […]

Langer腋窩弓のCT画像所見のポイント
Langer腋窩弓(Langer’s axillary arch) 広背筋or三角筋から起始し大胸筋に停止する筋束でCTで索状、膜状構造として捉えられることがある。 剖検例で0.25-7%程度に見られる正常変 […]
移植後リンパ増殖性疾患(PTLD)の画像所見のポイント
移植後リンパ増殖性疾患(PTLD:posttransplantion lymphoproliferative disorder) 臓器移植後や造血幹細胞移植後の合併症。 80%が免疫抑制状態でのEBウイルス感染(EBV関 […]

胸部CTで見られる背側にすりガラス影として認める重力効果とは?
胸部CTで見られる重力効果とは? 重力と深吸気不足によって胸部CTの肺野条件の両下葉背側の濃度上昇(わずかなすりガラス影)のこと。 肺が十分に拡張していないために認める。 生理的な肺胞の虚脱によると考えられている。 通常 […]