
「CT検査」の記事一覧

腸骨下縁にあたかも溶骨性病変に見える耳状面前溝(preauricular sulcus)とは?正常変異の一つ
耳状面前溝(preauricular sulcus) paraglenoid sulcusとも呼ばれる。 前仙腸靭帯の前下方線維束の付着部である仙腸関節近傍の腸骨下縁に形成される溝。 前仙腸靭帯のねじれや牽引力に関連して […]

舟状骨内側に存在する外脛骨とは?足の副骨で重要!
外脛骨(os tibiale externum) 舟状骨の内側結節に相当する副骨。副舟状骨(accessory tarsal navicular bone)とも呼ばれる。 後脛骨筋腱が連続している。 健常人の15%で見ら […]

距骨滑車の骨軟骨損傷(OCD/OCL)の画像所見のポイント
距骨滑車の骨軟骨損傷(osteochondral disease(lesion) of talus:OCD/OCL) 骨軟骨骨折、離断性骨軟骨炎、距骨滑車骨折などと呼ばれていたが、現在では骨軟骨損傷(OCD)として統一さ […]

上腓骨支帯損傷による腓骨筋腱脱臼のMRI画像所見のポイント
上腓骨筋支帯損傷(Superior peroneal retinaculum injuries) 足首の上腓骨支帯に対する一連の急性および慢性損傷を指す。 外側足首の痛みと不安定性の原因の1つとなる。 Odenの分類が知 […]

脊髄におけるscalpel sign(メスサイン)と鑑別疾患、arachnoid webとは?
脊髄におけるscalpel sign(メスサイン)と鑑別疾患 主にMRIの矢状断像やミエロ後のCTの矢状断像で脊髄を腹側に圧排し、背側に外科手術で用いるメスのような形態を示すサイン。 鑑別疾患はarachnoid web […]

Huntington病のMRI画像所見のポイント
Huntington病(Huntington’s disease:HD/ハンチントン病)とは? 舞踏運動を主体とする不随意運動と認知症や性格変化などの精神症状を主症状とする神経変性疾患。 第4染色体短腕4p16.3上のI […]

松果体実質腫瘍のCT、MRI画像所見
松果体実質腫瘍 松果体実質腫瘍は松果体細胞やその前駆細胞に由来する。 松果体細胞腫(Pineocytoma)、松果体芽腫、中間型松果体実質細胞に分類される。 松果体の生理的石灰化が辺縁に分散(exploded,scatt […]

可逆性脳萎縮(reversible cerebral atrophy)を起こしうる病態
可逆性脳萎縮(reversible cerebral atrophy)を起こしうる病態 バルプロ酸 ACTH療法・Cushing症候群・ステロイド 神経性食欲不振症(AN: anorexia nervosa) 抗NMDA […]