「CT検査」の記事一覧
胸部CTにおけるReversed-halo signとは?鑑別疾患は?
胸部CTにおけるReversed CT halo signとは? 内部が淡いすりガラス影、辺縁が完全もしくは不完全な環状あるいは三日月状の濃厚な浸潤影で構成される円形〜半円形陰影。 すりガラス影とコンソリデーションの関係 […]
鎖骨下動脈盗血症候群のMRI,CTの画像診断のポイント
鎖骨下動脈盗血症候群(Subclavian Steal Syndrome, SSS) 鎖骨下動脈の狭窄または閉塞により、椎骨動脈を通じて血液が逆流し、脳や上肢への血流が不足する病態で1961年にFisherが最初に報告し […]
Marfan症候群のCT、MRI画像所見、腰仙部硬膜嚢拡張症とは?
Marfan症候群(マルファン症候群) 結合織の異常に関連する遺伝性疾患であり、主に心血管系、眼、骨格に多様な症状を示す。 1896年にMarfanによって初めて報告された。 発生率は約5千人から1万人に1人とされており […]
神経性食思不振症の眼窩内、側頭窩のCT画像所見
神経性食思不振症(anorexia nervosa)の眼窩内、側頭窩のCT画像所見 神経性食思不振症(anorexia nervosa)では、頭部CTやMRIで眼窩内や側頭窩の脂肪織濃度上昇を認めることがある。 その原因 […]
CTやMRI画像で腫瘍内に脂肪(脂質)を伴うことがある肝腫瘍の鑑別診断
腫瘍内に脂肪(脂質)を伴うことがある肝腫瘍の鑑別診断 肝細胞癌 肝細胞腺腫 限局性結節性過形成(稀) 肝転移(脂肪肉腫、淡明胞型腎細胞癌、副腎皮質癌、神経内分泌腫瘍、卵巣ステロイド細胞腫瘍、孤立性線維性腫瘍など) 限局性 […]
CT画像で肝に石灰化を認めた場合の鑑別診断
CT画像で肝に石灰化を認めた場合の鑑別診断 最も頻度が高いのは、陳旧性結核をはじめとする治癒後の肉芽腫。 肝の石灰化の鑑別診断には、実質性の病変には、陳旧性肉芽腫(結核やサルコイドーシスなど)、肝細胞腺腫(10%)、肝細 […]
膵癌治療後の局所再発・転移のCT画像所見のポイント
膵癌術後再発・転移様式、術後の経過観察期間 膵癌早期の再発・転移チェックでは特に肝転移、複数領域への転移例が多く、1年以上経過して再発した症例では、肺もしくは局所での再発が多かったと報告されている。 切除可能境界例や術直 […]
肺腫瘍血栓性微小血管症(PTTM)とは?CT画像診断のポイントは?
肺腫瘍血栓性微小血管症(PTTM:pulmonary tumor thrombotic microangiopathy) 血行性転移の一種で、腫瘍細胞が肺の小動脈や微小動脈に塞栓を形成し、それに伴う血栓形成や組織化が進行 […]