造影剤による頭部CTの高吸収 公開日:2021年9月21日 頭部CT アンギオグラフィや胸腹部の造影CT検査後に単純CTを撮影すると、造影剤が血管内に残存していることがあり、高吸収を示す。 ミエログラフィ後も脳槽が高吸収となる。 MRIの造影剤もGdを使用しているため、高吸収となる。ただし […] 続きを読む
脳の正常変異である前角癒合(coaptation of anterior horn)の画像所見! 公開日:2021年9月15日 MRI検査頭部 前角癒合(coaptation of anterior horn)とは? 側脳室内面の上衣層が癒合し、非対称に脳室腔が小さくなった状態。 特に前角の上外側角に認めることが多い。 稀に癒合部に小嚢胞を来すことがある。 これ […] 続きを読む
髄液の流れと非交通性水頭症、交通性水頭症をイラストを用いて動画解説 公開日:2021年9月14日 CT検査MRI検査救急頭部頭部CT 髄液の流れと水頭症 髄液の流れと非交通性水頭症、交通性水頭症をイラストを用いて動画解説しました。 書き起こしたものが以下です。 まず髄液の流れです。 脳のシェーマの矢状断像(横から見た図です) 病気か […] 続きを読む
どうして慢性肝障害や肝硬変で肝は中心性肥大を来すのか? 公開日:2021年9月5日 肝臓 どうして慢性肝障害や肝硬変で肝は中心性肥大を来すのかについてまとめました。 こちらのpdfも内容を理解する上で役立ちます。 参考文献:肝の画像診断(第2版) P70-89 続きを読む
脊髄小脳変性症の分類・画像所見のポイント! 更新日:2022年12月12日 公開日:2021年8月15日 CT検査MRI検査頭部 脊髄小脳変性症(Spinocerebellar degeneration:SCD)とは? 小脳及び脊髄に異常があり、運動失調を来す疾患。 発症は中年以降に多いが、若年発症もある。 多くの進行は緩徐であり、病悩期間は10- […] 続きを読む
小脳橋角部の偽腫瘍である小脳片葉、後四角小脳(単小葉)とは? 公開日:2021年8月7日 CT検査MRI検査頭部 小脳橋角部の偽腫瘍である小脳片葉、後四角小脳(単小葉)とは? 頭部CTやMRIで小脳橋角部にあたかも腫瘍のように見えてしまう偽病変がある。 いずれも小脳の構造の一部であり、小脳片葉(flocculus)、後四角小脳(単小 […] 続きを読む
隆鼻術後のCT画像所見 公開日:2021年8月7日 CT検査頭部CT 隆鼻術後(postoperative condition of rhinoplasty)のCT画像所見 鼻を高くする隆鼻術は2016年の米国において3番目に多い美容整形手術であり、頭部CTで偶発的に指摘されることがしばし […] 続きを読む
前頭縫合の残存・遺残のCT画像所見 更新日:2021年8月2日 公開日:2021年7月29日 CT検査頭部 前頭縫合の残存・遺残(persistent metopic suture) 前頭縫合は前頭骨の左右の中間部にある縫合線で、通常は6歳までに癒合し消失する。 約10%は成人までこの前頭縫合が残存することが報告されている。 […] 続きを読む
回盲弁(バウヒン弁)の脂肪増生のCT画像所見 公開日:2021年7月28日 CT検査腹部 回盲弁(バウヒン弁)の脂肪増生 回盲弁に全周性の粘膜下脂肪増生が生じる場合がある(lipomatosis of ileocecal valve)。 中高年の女性に多い。 肥満との関連が疑われている。 一般的には背景疾患は […] 続きを読む
精巣腫瘍のリンパ節転移で重要なprimary landing zoneとは? 更新日:2021年7月21日 公開日:2021年7月20日 CT検査泌尿器 精巣腫瘍のリンパ節転移で重要なprimary landing zone 精巣腫瘍は腫瘍が左右どちらにあるかにより、最初に転移しやすいリンパ節の部位が異なる。 いずれも腎静脈レベルより尾側レベルに好発する。 右の場合は、大 […] 続きを読む