腎癌を診断する上で+αで知っておくべきこと 更新日:2015年3月11日 公開日:2014年2月7日 泌尿器 非定型的所見に注意する 患者: ・若年:Wilms腫瘍、転座腎癌 ・女性:嫌色素性癌、後腎性腺腫、粘液状管状紡錘形細胞癌など 画像: ・腎外性突出:後腎性腺腫、血管筋脂肪腫 ・腎盂から放射状:集合管癌、浸潤性腎盂癌 ・H […] 続きを読む
粘液管状紡錘細胞癌(Mucinous tubular and spindle cell carcinoma)の画像診断、画像所見 更新日:2014年11月19日 公開日:2014年2月7日 泌尿器 粘液管状紡錘細胞癌 ・中高年女性に好発。 ・粘液状間質、紡錘形ないし、管状配列を伴う腫瘍細胞。 ・一般にlow grade(ただし、例外あり) ・境界明瞭、造影効果に乏しい。肉眼の断面はチーズの滑面みたい。 ・紡錘型細胞 […] 続きを読む
Xp11.2/TFE3転座腎細胞癌の画像診断、画像所見 更新日:2014年11月19日 公開日:2014年2月7日 泌尿器 Xp11.2/TFE3転座腎細胞癌 ・小児、若年者に発生する腎癌の1/3を占めるとされ、見過ごされて来た可能性あり。 ・核はhigh grade、細胞質は淡明るい。構築は乳頭状、巣状。 ・組織は淡明細胞癌、乳頭状腎細胞癌 […] 続きを読む
遺伝性(成人家族性)腎腫瘍とは?Von Hippel-Lindau病、Birt-Hogg-Dube症候群、結節性硬化症 更新日:2022年12月22日 公開日:2014年2月7日 泌尿器 遺伝性(成人家族性)腎腫瘍の種類 遺伝性腎腫瘍の特徴 遺伝性腎癌:若年、両側、多発、サイズが小さい→腎部分切除や核出術を繰り返す。 結節性硬化症:AMLが若年、両側、多発、サイズが大きい、増大傾向がある、症状がでやすい→ […] 続きを読む
腎腫瘍の画像診断の進め方 更新日:2014年11月19日 公開日:2014年2月7日 泌尿器 そもそもなぜ腎腫瘍の鑑別が必要か? ・治療方針が異なるから。 ・手術(腎癌)なのか化学療法(悪性リンパ腫、転移)か。 ・腎摘除術(腎癌)なのか腎尿管全摘除術(腎盂癌)か。 ・治療薬の選択(化学療法、免疫療法、分子標的薬) […] 続きを読む
ドパミントランスポーターシンチ(ダットスキャン®)とは?画像診断は? 更新日:2023年2月15日 公開日:2014年2月7日 核医学 I123-loflupane(イオフルパン)(ダットスキャン®)とは? ドーパミントランスポーターとは? ドーパミントランスポーターとは、神経終末の細胞膜に存在する細胞膜型のトランスポーターであり、ドーパミンが多く伝わり […] 続きを読む
関節リウマチ(RA)における頸椎の変化(パンヌス形成、環軸椎亜脱臼) 更新日:2015年6月30日 公開日:2014年2月5日 整形外科 関節リウマチにおける頚椎の変化 ・確定されたRAでは 70~80%と高頻度になんらかの頚椎病変がある。 ・進行性、多発性、破壊性の特徴を有している。 ・しかし、頚椎に異常所見を認めても症状がない場合も多い。 続きを読む
透析関連腎細胞癌のCT画像診断 更新日:2021年2月6日 公開日:2014年2月5日 泌尿器 透析関連腎細胞癌(Dialysis associated RCC) ・透析患者:本邦30万人(糖尿病>慢性腎炎) ・男女比は4-7:1。 ・健常人に比して、透析患者では、腎癌の発症頻度が高い。 続きを読む
嫌色素性腎細胞癌(Chromophobe RCC)のCT,MRI画像診断 更新日:2017年3月1日 公開日:2014年2月4日 泌尿器 嫌色素性腎細胞癌(Chromophobe RCC) 3番目に多い腎細胞癌。成人腎癌の5-10%。 肉眼的にはベージュ色。 腫瘍細胞は充実性配列を示し、類洞状血管を欠く。大型、混濁した細胞質を有する腫瘍細胞からなる。腫瘍細 […] 続きを読む
乳頭状腎細胞癌のMRI画像診断 更新日:2019年6月26日 公開日:2014年2月4日 泌尿器 乳頭状腎細胞癌 Papillary RCC 2番目に多い。腎細胞癌の5-10%。男女比1対1。 比較的予後の良い細胞型(特にtype 1)である。 乳頭状構築を示す腫瘍細胞、黄色腫細胞を伴う。 肉眼的には出血、hemos […] 続きを読む