「頭部」の記事一覧
大脳皮質下に嚢胞性病変が集簇してみられるMVNTとは?MRI画像所見のポイント
MVNT(multinodular and vacuolationg neuronal tumor) 大脳皮質下に脳脊髄液と同じ信号を呈する嚢胞性病変が集簇してみられ、偶発的に発見される。 良性の結節で神経細胞性腫瘍/ニ […]
成人の小脳萎縮の鑑別疾患、画像診断のポイント
成人の小脳萎縮の鑑別疾患 小脳にCTやMRIで異常濃度、信号がある場合は、脳血管障害、脳炎後、熱中症などによる変化を考える。 脳幹萎縮を伴っている場合は、脊髄小脳変性症の可能性を考慮する。 脳幹萎縮を伴わず小脳萎縮のみの […]
神経核内封入体病(NIID)のMRI画像所見
神経核内封入体病(NIID:neuronal intranuclear inclusion disease)とは? 2011年の日本神経放射線学会のMRI所見の発表以来、高率に存在する白質脳症として重要な鑑別疾患となった […]
脳幹網様体とは?MRI画像での場所、意識障害との関係は?
脳幹網様体(brainstem reticular formation) 脳幹(中脳から延髄)の正中付近で、背側に存在する。(脳幹は主に線維束、神経核、網様体の3つに分けられる。) 発生学的に古い構造で、神経細胞が散在性 […]
海綿静脈洞内の脂肪沈着とは?
海綿静脈洞内の脂肪沈着(cavernous sinus fat) 頭部CTで偶発的に海綿静脈洞内に脂肪沈着(cavernous sinus fat)を認めることがあります。 肥満やCushing病、ステロイド内服との関連 […]
頭部MRAの撮影の意義は?わかることは?
MRAとは? MRAとは MR angiography を略したもので、選択的に血流のみを画像化する方法です。 通常、TOF法で非造影で撮影されますので、造影剤は用いません。 (用いることもありますが、ほとんどの場合使用 […]
大脳半球の脳葉と脳回の解剖、位置をイラストでわかりやすく解説!
大脳半球の脳葉と脳回の解剖 今回は脳葉と脳回の解剖についてみていきたいと思います。 こちらの動画を見ていただいた上で、解説を読まれるとより頭に入ると思われます。 まずこちらが大脳半球です。 大脳半球を側面か […]
感染性脳動脈瘤のMRI(MRA)画像所見のポイント
感染性脳動脈瘤 頭蓋内動脈瘤の3-6%を占める。 多くは感染性心内膜炎より生じ、亜急性心内膜炎の3-15%に生じるとされる。 免疫抑制された患者(AIDSなど)に好発する。 感染性心内膜炎などにより敗血症性塞栓が動脈にで […]