MRIのSpin Echo系とGradient Echo系の違いとそれぞれの代表的なシークエンスとは? 公開日:2024年7月10日 MRI検査 Spin echo系とGradient echo系のシーケンスは、MRIで使用される基本的な撮影手法であり、それぞれ異なるシナリオで有効です 以下に、それぞれのシーケンスの代表的なものとその特徴を簡単にまとめました。 S […] 続きを読む
MRIで血管内(動脈内,静脈内)の高信号や低信号を決定する因子とは?パターンは? 更新日:2024年8月8日 公開日:2024年7月10日 MRI検査 MRIで血管内の信号を決定する因子 CTでは血管内の濃度=血液の濃度であるが、MRIの場合は単純ではない。 MRIの血管内の信号を決定する因子には 元々の血管内腔物質自体の性質 血管内腔物質の信号の飽和効果(satura […] 続きを読む
神経性食思不振症の眼窩内、側頭窩のCT画像所見 公開日:2024年2月7日 CT検査MRI検査頭部 神経性食思不振症(anorexia nervosa)の眼窩内、側頭窩のCT画像所見 神経性食思不振症(anorexia nervosa)では、頭部CTやMRIで眼窩内や側頭窩の脂肪織濃度上昇を認めることがある。 その原因 […] 続きを読む
視神経炎のMRI画像所見のポイント 公開日:2024年2月7日 MRI検査頭部 視神経炎(optic neuritis) 脱髄疾患が最も多く多発性硬化症(MS)や視神経脊髄炎(NMO)で起こるが、特発性が65%と最多。 他には、膠原病(Sjögren症候群、SLE、Behçet病)、炎症、感染(ウイ […] 続きを読む
CTやMRI画像で腫瘍内に脂肪(脂質)を伴うことがある肝腫瘍の鑑別診断 公開日:2024年1月29日 CT検査MRI検査腹部 腫瘍内に脂肪(脂質)を伴うことがある肝腫瘍の鑑別診断 肝細胞癌 肝細胞腺腫 限局性結節性過形成(稀) 肝転移(脂肪肉腫、淡明胞型腎細胞癌、副腎皮質癌、神経内分泌腫瘍、卵巣ステロイド細胞腫瘍、孤立性線維性腫瘍など) 限局性 […] 続きを読む
CT画像で肝に石灰化を認めた場合の鑑別診断 公開日:2024年1月27日 CT検査MRI検査腹部 CT画像で肝に石灰化を認めた場合の鑑別診断 最も頻度が高いのは、陳旧性結核をはじめとする治癒後の肉芽腫。 肝の石灰化の鑑別診断には、実質性の病変には、陳旧性肉芽腫(結核やサルコイドーシスなど)、肝細胞腺腫(10%)、肝細 […] 続きを読む
眼窩内転移の原発巣とCT、MRI画像診断のポイント 公開日:2024年1月14日 CT検査MRI検査頭部 眼窩内転移(Orbital metastasis)の原発巣と症状 眼窩外転移はまれで、全眼窩腫瘍の2-11%を占め、脈絡膜転移よりもかなりまれ。 原発巣として、成人では乳癌のほかに前立腺癌、悪性黒色腫、肺癌が挙げられる。 […] 続きを読む
脈絡叢/脳室内転移のMRI画像所見のポイント 更新日:2024年1月25日 公開日:2024年1月12日 CT検査MRI検査頭部 脈絡叢転移(Choroid plexus metastasis)/脳室内転移(Intraventricular metastasis) 脳転移のうち、脈絡叢や脳室内への転移は全体の約0.9%を占め、脳室内腫瘍全体の約6% […] 続きを読む
下垂体転移のMRI画像所見のポイント 公開日:2024年1月10日 MRI検査頭部 下垂体転移(pituitary metastasis)のMRI画像所見のポイント 下垂体転移は珍しく、通常は全身性転移疾患が明らかになるまで、下垂体腺腫と誤診されがち。 生存中央値約6か月の予後不良な病態であり、進行癌の […] 続きを読む
胆嚢癌のリンパ節転移の画像診断で重要な胆嚢のリンパ路の流れとは? 公開日:2024年1月8日 CT検査MRI検査腹部 胆嚢リンパ路の解析とその臨床的意義 背景 1990年代より、Uesakaらによって胆嚢のリンパ路に関する解析が進められました。この解析は、胆嚢がんのリンパ節転移の理解を深める上で重要です。 主なリンパ路のルート 右ルート […] 続きを読む