門脈血栓症の原因と画像診断のポイント 更新日:2025年10月20日 公開日:2014年9月12日 腹部 門脈血栓症の原因 特発性(小児、若年成人に多い。新生児期の敗血症が関与か。) 肝細胞癌(患者の30-60%に認める) 肝硬変 門脈圧亢進 胆管細胞癌 膵癌、胃癌による腫瘍浸潤 外傷 血液疾患 敗血症 門脈血栓症の画像所見 […] 続きを読む
重複下大静脈とは?CT画像診断のポイントは? 更新日:2017年9月22日 公開日:2014年9月12日 心血管腹部 重複下大静脈(double IVC,duplicated IVC)とは? 全人口の2-3%に見られる。CTで遭遇する頻度は0.7-1%と下大静脈の奇形で最も多い。 大動脈の両側に下大静脈が描出される奇形。 発生の過程で […] 続きを読む
腹腔内の液体貯留の鑑別診断 更新日:2025年2月27日 公開日:2014年9月11日 腹部 腹腔内の液体貯留の鑑別診断 腹腔内への体液が貯留し、正常ならば吸収されるが、不均衡が生じて腹腔内に貯留する液体を腹水という。 性状により漏出性、滲出性に分類される。 漏出性腹水 肝硬変 ネフローゼ 心不全 収縮性心不全 […] 続きを読む
鼠径管から陰嚢にかけて起こる病気(陰嚢水腫、腹膜中皮腫、転移性精索腫瘍、異所性子宮内膜症) 更新日:2016年7月13日 公開日:2014年9月5日 腹部 鼠径管から陰嚢にかけて起こる病気 このとき、腹腔内と陰嚢は繋がっていることになりますが、やがて精索や女性の場合は子宮円索として、索状の構造に置き換わります。 ところが、この精巣が通っていった腹膜(腹膜鞘状突 […] 続きを読む
鼠径ヘルニアを診断する上で知っておくべき解剖(下腹壁動静脈) 更新日:2018年11月9日 公開日:2014年9月5日 腹部 鼠径ヘルニアを診断する上で知っておくべき解剖 まずは骨盤レベルでの、腹膜腔(腹腔内)の解剖を見てみましょう。 実際のCT所見(腹水が多い症例でよく見えます) 真ん中から 正中臍ヒダ 内側臍ヒダ 外側臍ヒダ です。 中で […] 続きを読む
鼠径ヘルニアとは?内鼠径ヘルニア・外鼠径ヘルニアの違いは? 更新日:2016年12月23日 公開日:2014年9月5日 救急腹部 鼠径ヘルニア(inguinal hernia)は頻度の多い疾患です。 読み方は「そけいヘルニア」と読みます。 鼠径ヘルニアは外(間接)鼠径ヘルニア、内(直接)鼠径ヘルニアに大きく分けられます。 その違いは、臨床的にはそ […] 続きを読む
浮腫性胆嚢壁肥厚(漿膜下浮腫)とは?画像診断のポイントは?急性胆嚢炎との違いは? 更新日:2016年1月21日 公開日:2014年8月27日 腹部 浮腫性胆嚢壁肥厚(edematous wall thicking of the GB)とは? ・胆嚢壁は漿膜下層が最も結合組織が疎であり、浮腫が起こりやすい。 ・内膜の肥厚ではなく、漿膜下の肥厚によるため、胆嚢炎とは異な […] 続きを読む
肝性脳症・肝硬変の頭部MRIの画像診断は?T1WIで高信号? 更新日:2023年4月5日 公開日:2014年8月25日 腹部頭部 肝性脳症(hepatic encephalopathy) 重篤な肝障害あるいは門脈大循環短路により起こる精神神経症状。 肝硬変に伴うものが圧倒的に多い。 急性型と慢性型に分けられる。急性型は劇症肝炎、慢性型は肝硬変による […] 続きを読む
総胆管結石の画像診断のポイント!症状、原因、治療は? 更新日:2022年9月25日 公開日:2014年8月25日 救急腹部 総胆管結石(CBD stone)とは 総胆管結石(CBD(common bile duct) stone)は総胆管の閉塞-狭窄の原因となり、閉塞性黄疸を起こす。 感染を伴えば、胆管炎の原因となる。 症状は、黄疸、発熱、右 […] 続きを読む
胆石の種類とCTで見える胆石とその割合とは? 更新日:2024年3月11日 公開日:2014年8月25日 腹部 胆石の種類 コレステロール胆石:純コレステロール石、混成石、混合石 色素胆石:黒色石、ビリルビンカルシウム石 稀な胆石:炭酸カルシウム石、脂肪酸カルシウム石、他の混成石など ※黒字はCTで高吸収(=白く)に見えることが多 […] 続きを読む