鼠径ヘルニアを診断する上で知っておくべき解剖(下腹壁動静脈) 更新日:2018年11月9日 公開日:2014年9月5日 腹部 鼠径ヘルニアを診断する上で知っておくべき解剖 まずは骨盤レベルでの、腹膜腔(腹腔内)の解剖を見てみましょう。 実際のCT所見(腹水が多い症例でよく見えます) 真ん中から 正中臍ヒダ 内側臍ヒダ 外側臍ヒダ です。 中で […] 続きを読む
鼠径ヘルニアとは?内鼠径ヘルニア・外鼠径ヘルニアの違いは? 更新日:2016年12月23日 公開日:2014年9月5日 救急腹部 鼠径ヘルニア(inguinal hernia)は頻度の多い疾患です。 読み方は「そけいヘルニア」と読みます。 鼠径ヘルニアは外(間接)鼠径ヘルニア、内(直接)鼠径ヘルニアに大きく分けられます。 その違いは、臨床的にはそ […] 続きを読む
浮腫性胆嚢壁肥厚(漿膜下浮腫)とは?画像診断のポイントは?急性胆嚢炎との違いは? 更新日:2016年1月21日 公開日:2014年8月27日 腹部 浮腫性胆嚢壁肥厚(edematous wall thicking of the GB)とは? ・胆嚢壁は漿膜下層が最も結合組織が疎であり、浮腫が起こりやすい。 ・内膜の肥厚ではなく、漿膜下の肥厚によるため、胆嚢炎とは異な […] 続きを読む
肝性脳症・肝硬変の頭部MRIの画像診断は?T1WIで高信号? 更新日:2023年4月5日 公開日:2014年8月25日 腹部頭部 肝性脳症(hepatic encephalopathy) 重篤な肝障害あるいは門脈大循環短路により起こる精神神経症状。 肝硬変に伴うものが圧倒的に多い。 急性型と慢性型に分けられる。急性型は劇症肝炎、慢性型は肝硬変による […] 続きを読む
総胆管結石の画像診断のポイント!症状、原因、治療は? 更新日:2022年9月25日 公開日:2014年8月25日 救急腹部 総胆管結石(CBD stone)とは 総胆管結石(CBD(common bile duct) stone)は総胆管の閉塞-狭窄の原因となり、閉塞性黄疸を起こす。 感染を伴えば、胆管炎の原因となる。 症状は、黄疸、発熱、右 […] 続きを読む
胆石の種類とCTで見える胆石とその割合とは? 更新日:2024年3月11日 公開日:2014年8月25日 腹部 胆石の種類 コレステロール胆石:純コレステロール石、混成石、混合石 色素胆石:黒色石、ビリルビンカルシウム石 稀な胆石:炭酸カルシウム石、脂肪酸カルシウム石、他の混成石など ※黒字はCTで高吸収(=白く)に見えることが多 […] 続きを読む
Mirizzi症候群とは?症状は?画像診断の特徴は? 更新日:2018年11月5日 公開日:2014年8月21日 腹部 Mirizzi症候群(ミリッツィー症候群) ・胆嚢結石では通常、胆汁の経路は閉塞されず、閉塞性黄疸にはならない。 ・ところが、胆石の嵌頓部周囲の浮腫が、総肝管を圧迫すると、閉塞性黄疸を生じる。この病態をMirizzi症候 […] 続きを読む
潰瘍性大腸炎とは?症状は?CT画像診断のポイントは? 更新日:2017年4月5日 公開日:2014年8月6日 腹部 潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis:UC、炎症性腸疾患)とは? 疫学:罹患年齢は2峰性。15−25歳の若年層、50−80歳にも小さなピークあり。 病理:病理学的には大腸粘膜の広範な潰瘍とびまん性炎症であり […] 続きを読む
ヘモクロマトーシスとは?CT、MRI画像診断のポイントは? 更新日:2023年4月6日 公開日:2014年7月31日 腹部 ヘモクロマトーシス(Hemocromatosis) 遺伝性疾患の鉄過剰症(腸粘膜からの鉄の過剰吸収)をヘモクロマトーシスとし、その他は二次性鉄過剰症とされる。 二次性鉄過剰症の原因は、頻回輸血、過剰な鉄剤投与、無効造血を […] 続きを読む
大網捻転のCT画像診断(omental torsion) 更新日:2021年2月7日 公開日:2014年7月23日 救急腹部 大網捻転(omental torsion) 大網の一部あるいは全体がその長軸方向に捻転し、急性腹症をきたしうる比較的まれな疾患。 女性より男性でやや多い。 30-60歳に見られることが多い。 8割の症例で 37度以上の […] 続きを読む