直腸癌の画像診断で重要な直腸間膜と直腸間膜筋膜(mesorectum&mesorectal fascia) 更新日:2024年1月5日 公開日:2014年10月16日 腹部 直腸間膜(mesorectum) 腹膜反転部までは、直腸の前面と側面は腹膜に覆われ、後面は直腸間膜筋膜により境界される直腸間膜(mesorectum)となってこの中を神経や血管、リンパ節が含まれる。 ・直腸間膜は、直腸癌 […] 続きを読む
肝臓の胆管性過誤腫とは?画像診断のポイントは? 更新日:2021年2月7日 公開日:2014年10月8日 腹部 胆管性過誤腫(bile duct hamartoma) von Meyenburg complexと呼ばれる胆管壁組織の遺残から発生。 胆道系とは交通のない嚢胞病変で線維性間質に囲まれた膿汁胆汁を含む。 他に、micro […] 続きを読む
骨盤のリンパ節の画像診断(pelvic lymph node) 更新日:2014年10月31日 公開日:2014年10月7日 婦人科腹部 骨盤のリンパ節 子宮頸癌取り扱い規約、第3版、2012を参考に作図 傍大動脈リンパ節(para aortic node) ・腹部大動脈および下大静脈に沿うもの。 総腸骨動脈リンパ節(common iliac node) […] 続きを読む
門脈血栓症の原因と画像診断 更新日:2015年6月30日 公開日:2014年9月12日 腹部 門脈血栓症の原因 特発性(小児、若年成人に多い。新生児期の敗血症が関与か。) 肝細胞癌(患者の30-60%に認める) 肝硬変 門脈圧亢進 胆管細胞癌 膵癌、胃癌による腫瘍浸潤 外傷 血液疾患 敗血症 続きを読む
重複下大静脈とは?CT画像診断のポイントは? 更新日:2017年9月22日 公開日:2014年9月12日 心血管腹部 重複下大静脈(double IVC,duplicated IVC)とは? 全人口の2-3%に見られる。CTで遭遇する頻度は0.7-1%と下大静脈の奇形で最も多い。 大動脈の両側に下大静脈が描出される奇形。 発生の過程で […] 続きを読む
腹腔内の液体貯留の鑑別診断 更新日:2025年2月27日 公開日:2014年9月11日 腹部 腹腔内の液体貯留の鑑別診断 腹腔内への体液が貯留し、正常ならば吸収されるが、不均衡が生じて腹腔内に貯留する液体を腹水という。 性状により漏出性、滲出性に分類される。 漏出性腹水 肝硬変 ネフローゼ 心不全 収縮性心不全 […] 続きを読む
鼠径管から陰嚢にかけて起こる病気(陰嚢水腫、腹膜中皮腫、転移性精索腫瘍、異所性子宮内膜症) 更新日:2016年7月13日 公開日:2014年9月5日 腹部 鼠径管から陰嚢にかけて起こる病気 このとき、腹腔内と陰嚢は繋がっていることになりますが、やがて精索や女性の場合は子宮円索として、索状の構造に置き換わります。 ところが、この精巣が通っていった腹膜(腹膜鞘状突 […] 続きを読む
鼠径ヘルニアを診断する上で知っておくべき解剖(下腹壁動静脈) 更新日:2018年11月9日 公開日:2014年9月5日 腹部 鼠径ヘルニアを診断する上で知っておくべき解剖 まずは骨盤レベルでの、腹膜腔(腹腔内)の解剖を見てみましょう。 実際のCT所見(腹水が多い症例でよく見えます) 真ん中から 正中臍ヒダ 内側臍ヒダ 外側臍ヒダ です。 中で […] 続きを読む
鼠径ヘルニアとは?内鼠径ヘルニア・外鼠径ヘルニアの違いは? 更新日:2016年12月23日 公開日:2014年9月5日 救急腹部 鼠径ヘルニア(inguinal hernia)は頻度の多い疾患です。 読み方は「そけいヘルニア」と読みます。 鼠径ヘルニアは外(間接)鼠径ヘルニア、内(直接)鼠径ヘルニアに大きく分けられます。 その違いは、臨床的にはそ […] 続きを読む
浮腫性胆嚢壁肥厚(漿膜下浮腫)とは?画像診断のポイントは?急性胆嚢炎との違いは? 更新日:2016年1月21日 公開日:2014年8月27日 腹部 浮腫性胆嚢壁肥厚(edematous wall thicking of the GB)とは? ・胆嚢壁は漿膜下層が最も結合組織が疎であり、浮腫が起こりやすい。 ・内膜の肥厚ではなく、漿膜下の肥厚によるため、胆嚢炎とは異な […] 続きを読む