腹水をCT画像で認めた場合の腹膜腔の解剖名は?ダグラス窩?モリソン窩とは? 更新日:2025年3月1日 公開日:2025年2月25日 CT検査救急腹部 CT画像診断において腹水を認めた場合、 「腹水あり。」 と記載をすれば良いのですが、限局的な場合は腹水が存在する腹膜腔の解剖名も記載したいところです。 そこで本記事では、腹部CTで腹水を認めた際の腹膜腔の解剖学的名称とそ […] 続きを読む
移植腎のCT画像における場所はどこ?腸骨窩とは? 公開日:2025年2月14日 CT検査泌尿器腹部 移植腎(transplanted kidney)のCT画像における場所 移植腎は通常下腹部である腸骨窩(iliac fossa)に配置される。この部位は、腎臓への血流を容易に確保でき、手術の際のアクセスが容易であるため選 […] 続きを読む
硬化性被包性腹膜炎(EPS/SEP)のCT画像診断のポイント 更新日:2025年2月10日 公開日:2025年2月7日 CT検査泌尿器腹部 硬化性被包性腹膜炎(Encapsulating Peritoneal Sclerosis: EPS/Sclerosing encapsulating peritonitis:SEP)とは? 硬化性被包性腹膜炎(EPS/S […] 続きを読む
透析患者に多発する後天性腎嚢胞症(ACDK)のCT画像所見・原因・合併症・腎癌リスクとは? 公開日:2025年2月6日 CT検査MRI検査泌尿器腎臓腹部 後天性腎嚢胞症(Acquired Cystic Disease of the Kidney: ACDK)とは? 後天性腎嚢胞症(ACDK)は、末期腎不全(ESRD:End-Stage Renal Disease)に伴い萎 […] 続きを読む
胆管・肝動脈の北回り・南回りとは?CT画像診断と手術への影響 更新日:2025年2月6日 公開日:2025年2月5日 CT検査MRI検査消化器肝臓腹部 「北回り (Supraportal type)」と「南回り (Infraportal type)」 という概念は、胆道外科手術において、胆管や肝動脈の走行を理解する上で重要。 これらの走行が 切除範囲の決定や術後合併症の […] 続きを読む
内腹斜筋のCT画像の解剖と起始停止のまとめ 公開日:2024年12月18日 CT検査MRI検査その他腹部骨軟部 内腹斜筋(ないふくしゃきん:Internal oblique muscle)は、腹部の中間層に位置する筋肉で、体幹の運動、腹腔内圧の調整、姿勢の安定に重要な役割を果たします。 名前が似ている外腹斜筋とともに、腹壁を構成す […] 続きを読む
CTやMRI画像で腫瘍内に脂肪(脂質)を伴うことがある肝腫瘍の鑑別診断 公開日:2024年1月29日 CT検査MRI検査腹部 腫瘍内に脂肪(脂質)を伴うことがある肝腫瘍の鑑別診断 肝細胞癌 肝細胞腺腫 限局性結節性過形成(稀) 肝転移(脂肪肉腫、淡明胞型腎細胞癌、副腎皮質癌、神経内分泌腫瘍、卵巣ステロイド細胞腫瘍、孤立性線維性腫瘍など) 限局性 […] 続きを読む
CT画像で肝に石灰化を認めた場合の鑑別診断 公開日:2024年1月27日 CT検査MRI検査腹部 CT画像で肝に石灰化を認めた場合の鑑別診断 最も頻度が高いのは、陳旧性結核をはじめとする治癒後の肉芽腫。 肝の石灰化の鑑別診断には、実質性の病変には、陳旧性肉芽腫(結核やサルコイドーシスなど)、肝細胞腺腫(10%)、肝細 […] 続きを読む
膵癌治療後の局所再発・転移のCT画像所見のポイント 更新日:2024年1月26日 公開日:2024年1月24日 CT検査腹部 膵癌術後再発・転移様式、術後の経過観察期間 膵癌早期の再発・転移チェックでは特に肝転移、複数領域への転移例が多く、1年以上経過して再発した症例では、肺もしくは局所での再発が多かったと報告されている。 切除可能境界例や術直 […] 続きを読む
胆嚢癌のリンパ節転移の画像診断で重要な胆嚢のリンパ路の流れとは? 公開日:2024年1月8日 CT検査MRI検査腹部 胆嚢リンパ路の解析とその臨床的意義 背景 1990年代より、Uesakaらによって胆嚢のリンパ路に関する解析が進められました。この解析は、胆嚢がんのリンパ節転移の理解を深める上で重要です。 主なリンパ路のルート 右ルート […] 続きを読む