「胸部」の記事一覧
肺切除術後の術後性変化としてCT画像を読影する上で知っておくべきこと
肺切除術後の術後性変化としてCT画像を読影する上で知っておくべきこと 肺葉切除後は、残存肺葉が偏位しながら代償性に拡張する。胸部単純X線写真においては各肺葉の無気肺に似るので手術歴を確認することが重要。 術直後の胸腔エア […]
肺癌含めた肺切除術の(手術の)術式の種類
肺癌含めた肺切除術の(手術の)術式の種類 肺切除術は 肺全摘術(pneumonectomy) 肺葉切除術(lobectomy) 縮小手術 に分けられる。 肺全摘術(pneumonectomy) 現在は、気管支形成などを用 […]
顕微鏡的多発血管炎(MPA)の肺病変
顕微鏡的多発血管炎(microscopic polyangiitis:MPA)と肺病変 微小血管の壊死性血管炎を基本とし、肉芽腫性炎症を伴わない(この点がGPAとは異なる)。 日本で最も多いANCA関連血管炎である。 M […]
肺における血管炎を来す疾患
肺における血管炎 肺は、さまざまな血管炎の標的臓器となる。 小血管を侵す血管炎 細動脈や毛細血管など小さな血管を侵す代表的な疾患が、 顕微鏡的多発血管炎(microscopic polyangiitis:MPA) 多発血 […]
CT画像で奇静脈弓に高吸収が目立つのは奇静脈弁に造影剤が残留するから
奇静脈弁(Azygos arch valve)への造影剤の残留 造影CTにおいて平衡相や遅延相で奇静脈弓(Arch of azygos vein)に高吸収が目立って残っているのは石灰化などではなく、奇静脈弁(Azygos […]
TAFRO症候群の画像診断のポイント
TAFRO症候群とは? 急性あるいは亜急性に、発熱、全身性浮腫、血小板減少、腎障害、貧血、臓器腫大などを伴う全身性炎症性疾患。 TAFRO症候群とはThrombocytopenia(血小板減少)、Anasarca(全身性 […]
軽微な間質性病変(肺間質の異常)であるILA(interstitial lung abnormality)とは?
ILAとは? CTで偶然認められた軽微な間質性病変(肺間質の異常)で、interstitial lung abnormality(肺間質の異常)の略。 荷重部陰影ではない異常影で、すりガラス影、網状影、肺のひずみ、牽引性 […]
肺葉性無気肺と胸部レントゲン(胸部XP)画像の関係まとめ
肺は左右対称ではなく、 右:上葉、中葉、下葉の3葉 左:上葉、下葉の2葉 からなります。 肺葉の解剖についてはこちらの記事を参照ください。 関連:肺葉及び肺区域の解剖は?胸部CTやレントゲン読影の基礎! 今回はこの5つの […]