気管支分岐の正常変異である気管気管支のCT画像所見のポイント 公開日:2023年4月20日 CT検査胸部 気管気管支(tracheal bronchus) 気管支分岐の正常変異の一つ。 気管より上葉気管支、もしくはその一部が直接分岐する先天奇形(正常変異)。 鈴木らは0.64%で見られると報告している。 主気管支から上葉へ分 […] 続きを読む
リポイド肺炎のCT画像所見のポイント 更新日:2025年5月8日 公開日:2023年4月19日 CT検査胸部 リポイド肺炎(lipoid pneumonia) 脂質を貪食したマクロファージが肺胞内腔に出現する特徴をもつ肺炎。 内因性と外因性があるが、一般的には外因性。 内因性は主に悪性腫瘍によるリンパ管の閉塞により肺組織から逸脱 […] 続きを読む
剣状突起の先端が二分する二分剣状突起(bifid xiphoid process)の画像所見のポイント 公開日:2023年3月9日 CT検査胸部骨軟部 二分剣状突起(bifid xiphoid process) 胸骨体の下端に存在する剣状突起が先端で二分している正常変異。 症例 50歳代女性 引用:radiopedia 剣状突起が下部で二分し、前方へ弯曲あり。二分剣状突 […] 続きを読む
胸骨に穴が開いている正常変異の胸骨裂孔(sternal foramen)の画像所見のポイント 公開日:2023年3月9日 CT検査整形外科胸部骨軟部 胸骨裂孔(sternal foramen) 発生学的に左右の原基が一部で融合しないで形成された裂孔。 最も一般的には胸骨体の下部に見られる。 約5%に発生する。 左右の原基が広範囲に融合しないとbifid sternum […] 続きを読む
胸骨の副骨である胸上骨(episternal ossicle)の画像所見のポイント 公開日:2023年3月9日 CT検査整形外科胸部骨軟部 胸上骨(episternal ossicle) accessory bone(過剰骨、副骨)の1つ。 2%未満で見られる。 胸骨柄の上背側に存在するaccessory boneで左右に1対認められる。 片側のみ、あるいは […] 続きを読む
二分肋骨、フォーク状肋骨(bifid rib/forked rib)の画像所見のポイント 公開日:2023年3月9日 CT検査胸部骨軟部 二分肋骨、フォーク状肋骨(bifid rib/forked rib) 発生異常による。 肋骨の腹側先端部が二分しているもの。 線維性骨異形成症(FD:Fibrous dysplasia)などの肋骨や前胸壁の腫瘤と誤認しな […] 続きを読む
rhomboid fossa(鎖骨菱形窩)の胸部レントゲン、CT画像診断のポイント 公開日:2023年3月7日 整形外科胸部骨軟部 rhomboid fossa(鎖骨菱形窩) 鎖骨内側の下端に骨硬化縁を伴う欠損像として認められる正常変異。どの年齢にも認められる。 鎖骨と第1肋骨とを結ぶ助鎖靭帯(菱形靭帯)の牽引力が原因。 胸鎖関節から2~3cm外側の […] 続きを読む
頸助/頚肋(cervical rib)とは?レントゲン画像診断のポイント 更新日:2023年1月2日 公開日:2022年12月28日 CT検査胸部 頸助/頚肋(cervical rib)とは? 第七頸椎にはしばしば不完全な肋骨が存在しこれを頸助(cervical rib)という。 要するに、頸椎なのに胸椎のように肋骨をもっている状態。 時に先端が下方まで及び、第1肋 […] 続きを読む
免疫再構築症候群(IRIS)とは?IRISを起こす危険因子と代表的疾患 更新日:2023年3月25日 公開日:2022年12月17日 CT検査MRI検査胸部頭部 免疫再構築症候群(Immune reconstitution inflammatory syndorome:IRIS)とは? 抗HIV治療(antiretroviral therapy:ART)が用いられるようになり、H […] 続きを読む
肺切除術後の術後性変化としてCT画像を読影する上で知っておくべきこと 公開日:2022年11月2日 CT検査胸部 肺切除術後の術後性変化としてCT画像を読影する上で知っておくべきこと 肺葉切除後は、残存肺葉が偏位しながら代償性に拡張する。胸部単純X線写真においては各肺葉の無気肺に似るので手術歴を確認することが重要。 術直後の胸腔エア […] 続きを読む