
「胸部」の記事一覧

被包化胸水とその原因・CT画像所見のポイント
被包化胸水(ひほうかきょうすい)は、文字通り胸水が被包化された状態を指します。 つまり、胸膜腔内に貯留した胸水が、胸膜の炎症や癒着によって部分的に区画され、包み込まれた状態を指します。 なぜそのようなことが起こるのでしょ […]

葉間胸水のCT画像所見とその診断ポイント
胸部レントゲンや胸部CTで「葉間胸水あり」と記載されることがありますが、どういう状態なのでしょうか。 単なる胸水ではなく、葉間ですので肺葉の間に存在する胸水を葉間胸水といいます。 また、この葉間胸水はvanishing […]

胸部CT画像における気管支粘液栓の画像所見のポイントと鑑別疾患
「中葉に粘液栓あり。」 「中枢側気管支に高吸収な粘液栓を認める。」 などと胸部CTのレポートに記載されることがあります。 この粘液栓とは一体何でしょうか? 今回は、粘液栓(読み方は、ねんえきせん)の画像所見と原因について […]

閉塞性肺炎の原因とCT画像所見のポイント
閉塞性肺炎(読み方は、へいそくせいはいえん)は、気管支の閉塞によって肺野に炎症が生じる病態であり、その画像所見には特徴的なサインが認められます。 CT画像は、閉塞の原因や肺炎の広がりを評価する上で非常に重要です。 今回は […]

受動性無気肺のCT画像所見と診断のポイント
受動性無気肺(読み方は、じゅどうせいむきはい)という用語が胸部CTの画像所見に用いられることがありますがどのような画像所見でどういった意味を持つのでしょうか。 日常臨床では、胸水とともに見られることが多い無気肺です。 今 […]

板状無気肺のCT画像診断のポイント
板状無気肺(読み方は、ばんじょうむきはい)という用語が胸部CTの画像所見に用いられることがありますがどのような画像所見でどういった意味を持つのでしょうか。 気道閉塞による無気肺とは異なり、横隔膜や胸郭の呼吸運動障害に伴う […]

Swiss cheese appearanceとは?COPD+肺炎で見られやすい胸部CT画像のサイン
Swiss cheese appearance(スイスチーズアピアランス)とは、胸部CTで認められる特徴的な所見のひとつで、空気を含む多数の小嚢胞状構造や気腔が肺野に散在する様子が、スイスチーズの穴のように見えることから […]

胸部CTにおけるHead cheese sign / Three density patternとは?画像で見分ける“3つの密度の肺野”
Head cheese sign(ヘッドチーズサイン)および Three density pattern(三密度パターン) は、胸部高分解能CT(HRCT)において肺野に見られる特徴的な所見であり、主に過敏性肺炎(HP) […]