「心血管」の記事一覧
鎖骨下動脈盗血症候群のMRI,CTの画像診断のポイント
鎖骨下動脈盗血症候群(Subclavian Steal Syndrome, SSS) 鎖骨下動脈の狭窄または閉塞により、椎骨動脈を通じて血液が逆流し、脳や上肢への血流が不足する病態で1961年にFisherが最初に報告し […]
Marfan症候群のCT、MRI画像所見、腰仙部硬膜嚢拡張症とは?
Marfan症候群(マルファン症候群) 結合織の異常に関連する遺伝性疾患であり、主に心血管系、眼、骨格に多様な症状を示す。 1896年にMarfanによって初めて報告された。 発生率は約5千人から1万人に1人とされており […]
TEVAR、EVAR後のエンドリークのタイプと画像診断のポイント!
ステントグラフト、TEVAR、EVARとは? ステントグラフトは人工血管(グラフト)と金属製の骨組み(ステント)で構成され、動脈瘤にステントグラフトを留置することにより、瘤内への血管流入を防ぎ、動脈瘤に血圧がかからなくな […]
心筋の脂肪沈着の鑑別疾患と画像診断のポイント
心筋の脂肪沈着の鑑別疾患 生理的脂肪沈着 陳旧性心筋梗塞 不整脈原性右室心筋症(arrhythmogenic right ventricular cardiomyopathy:ARVC) 脂肪腫 脂肪腫様過形成(lipo […]
心房細動に対するカレーテルアブレーションによる合併症
心房細動に対するカレーテルアブレーション アブレーション手枝は、肺静脈隔離術(PVI:pulmonary vein isolation)と呼ばれ、大動脈からシースを挿入、心房中隔を穿刺し、右房から左房にアプローチしてカテ […]
血管型Behçet病(血管ベーチェット)の血管病変
血管型Behçet病(血管ベーチェット) Behçet病による血管病変は肺血管系を含め大小の動静脈に分布するため、多彩な血管を首座とする血管炎(variable vessel vasculitis:VVV)に分類。 特に […]
大動脈基部術後に見られるCT画像所見と合併症
大動脈基部の手術 大動脈基部の拡張 大動脈弁輪拡張症 大動脈基部まで進展した大動脈解離など に対して行われる。 人工弁置換 自己大動脈弁を温存して、人工血管置換、冠動脈再建 を行う。 術部に見られる所見 術部に液体貯留を […]
上腸間膜動脈解離の画像診断、治療法は?
急性腹症を起こしうる腹部内臓動脈解離には、 上腸間膜動脈解離 腹腔動脈解離 肝動脈解離 などがあります。 なかでも最も頻度が高い上腸間膜動脈解離についてまとめました。