画像診断まとめ

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「投稿者: 管理人」の記事一覧

右側大動脈弓の画像診断

右側大動脈弓(right aortic arch) 通常は縦隔の左側に位置する下行大動脈が、右側に位置する奇形。 大きく、 正常の大動脈分岐と鏡像(mirror image)を示すタイプの鏡像型右側大動脈弓 異常左鎖骨下 […]

骨斑紋症の画像診断

骨斑紋症(osteopoikilosis) ・小さな骨島(海綿骨内の皮質骨)が、骨幹端、骨端優位に多発する疾患。 ・しばしば常染色体優性遺伝。 ・無症状のことが多い。 ・25%に皮膚症状を合併する。(ケロイドや強皮 […]

ガマ腫の画像診断

ガマ腫(ranula) ・舌下腺管の閉塞により生じる粘液貯留嚢胞。なので舌下間隙にできる。 ・舌下腔、導管の損傷による周囲組織への粘液の漏出が原因といわれる。 ・嚢胞が存在する間隙により舌下型、顎下型、舌下・顎下型に分け […]

スキルス胃癌のCT画像診断

スキルス胃癌(Scirrhous carcinoma) 硬癌とも呼ばれる。4型胃癌。 胃癌の7-10%。 若年者、女性に多い。 進行が早く、再発率、腹膜播種の頻度が高く、予後不良。 早期には症状に乏しく、見つかったときに […]

眼窩吹き抜け骨折の画像診断

眼窩吹き抜け骨折(blow out fracture) ・眼窩骨折で最多。 ・正面から眼にボールが当たるような鈍的な衝撃→眼窩内の圧上昇→眼窩壁が破綻、骨折する。 ・眼窩の下壁内側部および内側壁(紙様板)に多い。眼窩吹き […]

VSRAD advance2とは?ADとDLBの鑑別は?

VSRAD advance2 ・VSRAD advance 2では、アルツハイマー型認知症(AD)とレビー小体型認知症(DLB)の鑑別診断を支援する参考指標が追加された。 ・参考指標は「背側脳幹/内側側頭部の萎縮比(VO […]

第一次硝子体過形成遺残の画像診断

第一次硝子体過形成遺残 ・白色瞳孔の原因の3割を占める。 ・硝子体の先天異常であり、本来吸収されるはずの第一次硝子体が残存し、結合織が過形成を生じたもの。 ・硝子体出血、緑内障が加わり視覚障害をきたし、通常一側性の白色瞳 […]

悪性外耳道炎の画像診断

悪性外耳道炎 ・高齢者で、糖尿病患者、免疫不全患者に生じやすい。 ・緑膿菌、黄色ブドウ球菌、真菌感染による外耳道炎。外耳道の骨・軟骨接合部から生じる。 ・症状は外耳道炎が広範囲におよび、耳漏、疼痛。 ・外耳道に肉芽形成→ […]