画像診断まとめ

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「投稿者: 管理人」の記事一覧

未熟奇形腫の画像診断

未熟奇形腫(immature teratoma) ・未熟な胎児成分を含む神経外胚葉組織。未熟な成分と成熟した胎児性成分を含む。 ・未熟な部位は大小の無数の嚢胞と充実部が混在する。 ・卵巣の奇形腫の中でも1%以下と稀。 ・ […]
結節性硬化症における上衣下結節のCT画像

結節性硬化症の脳病変のCT,MRI画像診断は?

結節性硬化症(Pringle病)とは? 常染色体優性遺伝だが半数以上は突然変異により発症。 他臓器に過誤腫性病変が発生する神経皮膚症候群。 TSC1(染色体9番)とTSC2(染色体16番)の異常。 古典的三徴はてんかん […]

Wilson病とは?MRI画像診断の特徴は?

Wilson病(肝レンズ核変性症:hepatolenticular degeneration) 稀な常染色体劣性遺伝性の先天性銅代謝異常。細胞内銅輸送蛋白をコードするATP-7B遺伝子異常。 銅が組織に沈着し、肝レンズ核 […]

肺吸虫症のCT画像診断

肺吸虫症(paragonimiasis) 最も代表的な肺寄生虫症。 北海道や東北の一部以外でほとんどの地方で報告あり。 ヒトに寄生するのは、ウェステルマン肺吸虫症、宮崎肺吸虫症の2種類。頻度は前者が多い。 2種ともモズ […]

PET検査による褐色脂肪細胞へのFDG集積とは?

がん検診として普及してきたPET検査ですが、集積したものがすべてがんというわけではありません。 生理的集積といって、正常でも集積することが知られています。 また炎症などにも集積します。 逆にPET検査の普及により、広く知 […]

90YによるCD20陽性悪性リンパ腫の治療とは?

ゼヴァリン®(90Yイブリツモマブチウキセタン)による悪性リンパ腫の治療 国内初のRI 標識抗体療法。 CD20陽性の再発または難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫、マントル細胞リンパ腫に用いられる。 まず診断用に […]

よちよち歩き骨折の画像診断

よちよち歩き骨折(Toddler‘s fracture) ・歩行を開始して間もない1-2(3)歳に起こる。調和の取れた歩行ができないことが原因。 ・明確な病歴がないのに急に歩行障害をきたす。 ・脛骨の遠位骨端部に尾側、内 […]

肥大型心筋症の画像診断

肥大型心筋症(hypertrophic cardiomyopathy) ・心筋症の一つ。 ・サルコメア関連遺伝子の異常の報告あり。 ・サルコメア関連遺伝子などが同定されている場合、蓄積疾患や心臓外病園を有する全身疾患など […]