ChiariⅠ型奇形の画像診断(Chiari Ⅰ malformation、脊髄空洞症) 更新日:2016年1月2日 公開日:2014年8月26日 頭部 ChiariⅠ型奇形 ・小脳扁桃が大後頭孔を超えて脊柱管内への下垂と定義される。 正常範囲 大後頭孔より 〜10歳 6mm以内、 10~30歳 5mm以内、 それ以降 4mm以内。 ・通常は、小脳虫部や脳 […] 続きを読む
肝性脳症・肝硬変の頭部MRIの画像診断は?T1WIで高信号? 更新日:2023年4月5日 公開日:2014年8月25日 腹部頭部 肝性脳症(hepatic encephalopathy) 重篤な肝障害あるいは門脈大循環短路により起こる精神神経症状。 肝硬変に伴うものが圧倒的に多い。 急性型と慢性型に分けられる。急性型は劇症肝炎、慢性型は肝硬変による […] 続きを読む
巨大脳動脈瘤の画像診断(giant aneurysm) 更新日:2019年6月4日 公開日:2014年8月25日 MRI検査頭部 巨大脳動脈瘤 最大径2.5cm以上の脳動脈瘤のこと。 全脳動脈瘤の5%を占める。 男女比は1:3で女性に多い。 中大脳動脈、内頚動脈海綿静脈洞部、脳底動脈遠位部に好発する。 比較的破れにくく、くも膜下出血よりは、脳神経圧 […] 続きを読む
外傷性くも膜下出血とは?画像診断のポイントは? 更新日:2021年11月23日 公開日:2014年8月23日 救急頭部 外傷性くも膜下出血(traumatic subarachnoid hemorrhage) 外傷→脳表の血管損傷→くも膜下腔に広がる出血。 くも膜下出血単独で見られることもあるが、脳挫傷、硬膜下血腫、びまん性軸索損傷、橋・ […] 続きを読む
硬膜下蓄膿(硬膜下膿瘍)の画像診断 更新日:2015年7月28日 公開日:2014年8月1日 救急頭部 硬膜下蓄膿(硬膜下膿瘍)(subdural empyema) ・まれだが、死亡率が高い。 ・急速に進行しうる脳外科的緊急疾患であり、髄膜炎の合併症の1つだが、髄膜炎と診断されて、臨床診断がしばしば遅れる。 ・硬膜下蓄膿は […] 続きを読む
くも膜下出血・脳動脈瘤の治療(SAH、クリッピング術、コイル塞栓術) 更新日:2021年2月7日 公開日:2014年7月11日 救急頭部 くも膜下出血の治療 治療の目的は再出血を予防すること!! 治療を検討することが推奨される動脈瘤 70歳未満(患者の余命が10〜15年以上) 5-7mm以上。 5-7mm未満では、 症候性、後方循環かAcom,IC-PCな […] 続きを読む
【まとめ】クモ膜下出血(SAH)の原因 更新日:2017年10月4日 公開日:2014年7月11日 救急頭部 クモ膜下出血(SAH)の原因 脳動脈瘤破裂(85%) 中脳周囲非動脈瘤性くも膜下出血 脳実質内出血のクモ膜下腔穿破 脳動静脈奇形、血管腫 脳動脈解離破裂 もやもや病 硬膜動静脈瘻 静脈洞血栓症による静脈うっ滞 脊髄動静脈 […] 続きを読む
脳出血の頭部CTにおける経過・経時的変化は?画像診断のポイント! 更新日:2018年5月24日 公開日:2014年7月10日 頭部 脳出血はCTでどのように経時的変化をするのかについてまとめました。 脳出血のCTにおける経過・経時的変化 CTでは急性期脳出血は、直後から高吸収を呈する。 その後24〜48時間で最も吸収値が増大して、周囲の浮腫性変化も生 […] 続きを読む
高血圧性皮質下出血の特徴、画像診断 更新日:2022年1月24日 公開日:2014年7月9日 救急脳卒中出直し塾頭部 高血圧性皮質下出血 MCAやACA、PCAの末梢皮質枝から脳表灰白質を穿通する髄質動脈が責任血管。 血流動態的には、被殻や視床、脳幹部への深部穿通枝と比較して、高血圧の影響は少ない。 70歳以上に好発し、脳アミロイドアン […] 続きを読む
橋出血の画像診断(高血圧性脳出血各論) 更新日:2016年8月26日 公開日:2014年7月8日 救急脳卒中出直し塾頭部 橋出血 ・主な責任血管は脳底動脈から分岐する橋への回旋枝(橋枝)から脳幹実質へ穿通する穿通動脈。ここは、出血だけではなく、ラクナ梗塞や、分枝粥腫型梗塞の好発部位でもある。 ・意識障害、眼球の正中固定、高度縮瞳(pinpo […] 続きを読む