大脳基底核(basal ganglia)とは?
- 大脳基底核とは尾状核、被殻、淡蒼球、前障、扁桃体からなる。
- ただし、扁桃体は機能的には辺縁系に含まれる。
- また、間脳の視床下核(Luy体)と中脳の黒質は他の基底核と強い線維連絡を持つため、基底核に含まれることが多い。
- 線条体=尾状核+被殻。
- レンズ核=被殻+淡蒼球。という。
大脳基底核についてはこちらに詳しくまとめました。→大脳基底核とは?大脳基底核の役割・機能まとめ!
大脳基底核の血管支配
- 以下のように大脳基底核は、前大脳動脈、中大脳動脈、後大脳動脈、内頸動脈すべての血管からの分枝により血流を得る。
- 視床は後大脳動脈の穿通枝から主に血流を得る。
- 尾状核は内側線条体動脈(MSA:Medial striate artery) (ACA(A1)からの穿通動脈)から血流を得る。
- 被殻及び内包前脚は外側線条体動脈(LSA:Lateral striate artery (MCA(M1)からの穿通動脈)から血流を得る。
- 内包後脚は前脈絡動脈領域(Anterior choroidal artery(Acho) ※ICA(C1)からの穿通動脈)から血流を得る。
- 視床は後大脳動脈中心枝域(PCA)から血流を得る。さらに細かくは下のようになる。