「救急」の記事一覧
外傷性基底核血腫とは?CT,MRI画像所見のポイントは?
外傷性基底核血腫(Traumatic Basal Ganglia Hematoma: TBGH)とは? 頭部外傷に伴い基底核(被殻・淡蒼球・尾状核など)や近傍(内包・視床)に生じる深部脳内出血。 重症頭部外傷の約3〜4% […]
Broca野とWernicke野のMRI画像での解剖・場所はどこ?
失語の話になると必ず出てくるのが、Broca野(ブローカ野)とWernicke野(ウェルニッケ野)です。 今回は、両者のMRI画像での大まかな位置についてまとめました。 Broca野(運動性言語中枢)の同定 Broca野 […]
尾状核の血管支配と脳梗塞のMRI画像所見との関係
尾状核の血管支配 尾状核(caudate nucleus)は、頭部・体部・尾部で関与する穿通枝系が以下のように異なる。 頭部内側:前大脳動脈(ACA)からのホイブナー反回動脈(recurrent artery of He […]
ショック甲状腺(Shock Thyroid)の画像所見
ショック甲状腺(Shock Thyroid)とは? ショック甲状腺(shock thyroid)とは、重症ショック(低灌流)状態に付随して造影CTで偶発的に認められる甲状腺の腫大・不均一濃染と、甲状腺周囲の浮腫/液体貯留 […]
ショック副腎(shock adrenal)の画像診断のポイント
ショック副腎(shock adrenal)とは ショック副腎とは、ショック状態における両側副腎のびまん性腫大と強い造影効果を指す用語。 外傷や敗血症性ショックを含むショック全般で認められ、CT hypoperfusion […]
脾静脈のCT画像における解剖、走行
脾静脈(splenic vein, SV)は脾門から流出し、膵体尾部の後面を右走して膵頸部の後方で上腸間膜静脈(SMV)と合流し、門脈を形成します。 今回は脾静脈のCT画像における解剖についてまとめました。 脾静脈(sp […]
脾動脈のCT画像における解剖:走行、分岐バリアント
脾動脈(splenic artery, SA)は腹腔動脈の主要分枝であり、脾実質のほか胃大弯や膵体尾部への血流供給に関与する重要血管です。 今回は脾動脈の、CT画像での正常解剖、分岐・起始バリアント、代表的病態についてま […]