「胸部」の記事一覧
胸部CTにおけるReversed-halo signとは?鑑別疾患は?
胸部CTにおけるReversed CT halo signとは? 内部が淡いすりガラス影、辺縁が完全もしくは不完全な環状あるいは三日月状の濃厚な浸潤影で構成される円形〜半円形陰影。 すりガラス影とコンソリデーションの関係 […]
肺腫瘍血栓性微小血管症(PTTM)とは?CT画像診断のポイントは?
肺腫瘍血栓性微小血管症(PTTM:pulmonary tumor thrombotic microangiopathy) 血行性転移の一種で、腫瘍細胞が肺の小動脈や微小動脈に塞栓を形成し、それに伴う血栓形成や組織化が進行 […]
肺癌治療後の局所再発と転移のCT画像診断のポイント
肺癌の頻度 肺癌の1/3は切除可能肺癌として、2/3は切除不能肺癌として発見される。 非小細胞肺癌が肺癌の85%、小細胞癌は15%程度に見られる。 非小細胞肺癌に対する病期ステージの治療法 ステージI:外科手術(縮小手術 […]
大動脈乳頭(aortic nipple)の胸部レントゲン、CT画像所見のポイント
大動脈乳頭(aortic nipple)とは? 正常では左第2−4肋間静脈は副半奇静脈に合流して、そこから左(最)上肋間静脈が、左腕頭静脈へ流入する。 胸部レントゲンにおいて、約10%の頻度で、左(最)上肋間静脈が大動脈 […]
胸部CTで知っておくべき正常変異・先天奇形の画像所見まとめ
胸部CTで知っておくべき正常変異・先天奇形 肺野・気道 右傍気管嚢胞(right paratracheal air cyst) 気管気管支(tracheal bronchus) 副心臓支(accessory cardia […]
胸骨筋のCT画像所見のポイント(胸壁皮下に左右非対称に存在する破格筋)
胸骨筋(sternalis muscle) 胸骨の外側に沿って存在する破格筋(正常変異)。 胸骨下端、肋軟骨、腹直筋鞘を起始として、大胸筋筋膜・胸骨に停止する。 マンモグラフィーで腫瘤様に描出されることがあるので乳癌とし […]
Poland症候群のCT画像所見のポイント
Poland症候群(Poland’s syndrome)/ポーランド症候群 片側の胸壁筋の欠損あるいは低形成と、同側の合手症または短指症などの四肢の異常を特徴とする先天奇形。 胸郭、骨、乳房、腎臓の奇形を伴う […]
Langer腋窩弓のCT画像所見のポイント
Langer腋窩弓(Langer’s axillary arch) 広背筋or三角筋から起始し大胸筋に停止する筋束でCTで索状、膜状構造として捉えられることがある。 剖検例で0.25-7%程度に見られる正常変 […]