大腿部の筋肉は大きく
- 前部の筋肉(伸展筋群)
- 内側部の筋肉(内転筋群)
- 後部の筋肉(屈曲筋群)←
に分けられます。
今回はこの中でも後部の筋肉(ハムストリングス,屈曲筋群)についてまとめます。
後部の筋肉(屈曲筋群)はハムストリングス()と呼ばれる筋群が主で、膝を屈曲する機能を持ちます。ハムストリングスは以下の筋肉で構成されています。
- 大腿二頭筋:大腿の後部外側に位置し、膝の屈曲と股関節の伸展を行います。
- 半腱様筋と半膜様筋:内側に位置し、膝の屈曲と股関節の伸展に寄与します。
大腿後部の筋肉(ハムストリングス,屈曲筋群)のMRI画像の解剖
大腿のCTやMRI画像を読む上で大腿後部の筋肉(ハムストリングス,屈曲筋群)がどの場所にあるのか解剖をチェックしましょう。
解剖がよく理解できるように大腿の実際のMRI画像の大腿後部の筋肉(ハムストリングス,屈曲筋群)すべてに色を付けてみました。

MRIの横断像で大腿後部の筋肉(ハムストリングス,屈曲筋群)の3つの筋肉に色を付けると以下のようになります。
- 青色:大腿二頭筋
- 黄緑色:半腱様筋
- 橙色:半膜様筋
です。
自分でMRI画像をスクロールしてコロコロ連続画像で見たい方はこちら→大腿後部の筋肉(ハムストリングス,屈曲筋群)のMRI画像の解剖
それぞれのみに色を付けた画像はこちら
CTやMRI画像を読影する際に解剖の確認にお役立ていただけると幸いです。
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