頸部間隙と深頸筋膜、CT及びMRIの画像所見との関係まとめ 公開日:2022年10月18日 CT検査MRI検査耳鼻咽喉科 頸部間隙(cervical space)とは? 頸部は筋膜によって分けられ、筋膜により頭頸部を頭尾方向に長い円筒状の組織間隙の集合体として捉える。 それぞれの境界には筋膜が存在しているため、腫瘍や炎症が間隙同士の障壁とな […] 続きを読む
遊走胆嚢(移動性胆嚢)と胆嚢捻転症のCT画像診断のポイント 公開日:2022年10月9日 CT検査MRI検査消化器腹部 遊走胆嚢(移動性胆嚢)(wandering gallbladder) 胆嚢の肝臓側は肝臓の線維性被膜の結合組織により肝臓に固定されているのが正常。 この固定されている範囲が短い場合を遊走胆嚢(移動性胆嚢)と言う。 遊走胆 […] 続きを読む
神経核内封入体病(NIID)のMRI画像所見 更新日:2023年1月16日 公開日:2022年9月27日 MRI検査頭部 神経核内封入体病(NIID:neuronal intranuclear inclusion disease)とは? 2011年の日本神経放射線学会のMRI所見の発表以来、高率に存在する白質脳症として重要な鑑別疾患となった […] 続きを読む
上腕骨頭の嚢胞と腱板断裂の関係 公開日:2022年9月27日 CT検査MRI検査整形外科 上腕骨頭の嚢胞と腱板断裂の関係 上腕骨頭に認める嚢胞(bone cyst)には上腕骨頭の中でも背側(posterior cyst)に認めるものと腹側(anterior cyst)に認めるものがある。 posterior […] 続きを読む
膀胱癌のMRI画像診断におけるVI-RADSまとめ! 公開日:2022年9月20日 MRI検査泌尿器 VI-RADSとは Vesical Imaging-Reporting And Data Systemの頭文字を取った略語。 膀胱癌のMRI撮影法・診断法の標準化を図るために作成された。 目的は膀胱癌そのものの検出ではな […] 続きを読む
野球肘の分類とMRI画像診断のポイント 公開日:2022年8月30日 CT検査MRI検査整形外科 野球肘 baseball elbow 10~13歳頃までに見られる繰り返す投球動作により生じる肘関節障害の総称。 発生メカニズムは投球動作時の外反ストレスと過伸展による。 投球時の疼痛をほぼ全例に認める。 病期が進めば伸 […] 続きを読む
膝関節MRIの正常構造(半月板、靱帯、関節軟骨、骨髄)と信号パターン 公開日:2022年8月30日 MRI検査整形外科 膝関節MRIの正常構造と信号パターン 半月板:いずれのシークエンスでも低信号 靱帯:いずれのシークエンスでも低信号 関節軟骨:T2WIでは低信号だが、T2*WI、脂肪抑制PDWI(プロトン密度強調像)では高信号 骨髄:赤 […] 続きを読む
関節軟骨損傷のMRI画像診断のポイント 公開日:2022年8月30日 MRI検査整形外科 関節軟骨のMRI画像所見 まず関節軟骨はMRIのシークエンスによって様々な信号を示す。 T2WIでは低信号、T2*WI・脂肪抑制PDWI(プロトン密度強調像)では高信号を示す。 T2WIでは周囲の脂肪組織や関節液とのコン […] 続きを読む
後十字靱帯のガングリオンのMRI画像診断のポイント 公開日:2022年8月26日 MRI検査整形外科 ガングリオン 単房性あるいは多房性の壁の薄い嚢胞で滑膜の裏打ちはない。 壁は厚い線維性組織からなり上皮細胞を欠く。 内部にはゼリー状あるいは粘液状の内容物を含む。 関節包や腱鞘との連続性が見られる場合と見られない場合があ […] 続きを読む
Hoffa症候群(Hoffa’s syndrome)の画像診断のポイント 公開日:2022年8月26日 MRI検査整形外科 Hoffa症候群 膝蓋下脂肪体(Hoffa‘s fat pad)の損傷および炎症(膝蓋下脂肪体炎)をHoffa症候群という。 関節運動によってこの脂肪体が関節に挟まれる(インピンジメントされる)ことによるためFat pa […] 続きを読む