肺内リンパ節のCT画像所見のポイント 更新日:2021年6月8日 公開日:2021年6月5日 CT検査胸部 肺内リンパ節(intrapulmonary lymph node)とは? CTで偶然見つかることが多い肺結節。肺内リンパ装置とも呼ばれる。 境界明瞭で辺縁平滑な円形・卵円形、多角形。 最大径は12mm未満が多い。5-15 […] 続きを読む
腸間膜脂肪織濃度上昇(misty mesentery)とは?原因、鑑別は? 公開日:2021年5月7日 CT検査腹部 腹部CTで偶発的に見つかる腸間膜脂肪織濃度上昇があります。 腹痛などの腹部症状を伴っている場合は、腸間膜脂肪織炎の可能性がありますが、無症状の場合は有意ではない非特異的腸間膜脂肪織濃度上昇であることがあります。 腸間膜に […] 続きを読む
腹膜炎の原因(癌性、炎症性、その他) 更新日:2022年10月6日 公開日:2021年5月6日 CT検査腹部 腹膜炎の原因には 癌性腹膜炎 その他の腫瘍性病変 炎症による腹膜炎 がある。 癌性腹膜炎の原因 胃、大腸の癌の頻度が高いが、膵も原発となることがある。 女性であれば、卵巣癌や子宮体癌が原因となることがある。 漿液性癌の組 […] 続きを読む
空腸は正常でもCT画像であたかも壁肥厚に見えることがある。 公開日:2021年5月1日 CT検査腹部 空腸では異常はなくてもあたかも壁肥厚があるため注意が必要です。 通常空腸はほぼ常に虚脱しているため、収縮した壁は正常でも厚く見えるためです。 腸閉塞症例などでこの空腸を閉塞機転などと間違えないようにしましょう。 もし、空 […] 続きを読む
胃幽門部では筋層が発達しておりCT画像であたかも壁肥厚に見えることがある。 公開日:2021年4月25日 CT検査消化器 胃幽門部では筋層が発達しており、あたかも壁肥厚に見えることがあります。 筋層の肥厚があたかも粘膜下層の肥厚のように見えてしまうため注意が必要です。 具体的な症例を見てみましょう。 症例 80歳代女性 胃の幽門部にあたかも […] 続きを読む
膵頭部外側縁突出(膵頭部の分葉の亜型、形状異型) 公開日:2021年1月5日 CT検査腹部 膵頭部外側縁突出(protrusion of the lataral contour) 膵頭部において外側縁が突出して、あたかも膵腫瘍があるかのように見えることがあります。 ※膵頭部だけでなく膵尾部においても同じような分 […] 続きを読む
膵癌取扱い規約第7版における膵頭部・膵体部・膵尾部の境界 公開日:2020年12月19日 CT検査腹部 膵頭部・膵体部・膵尾部の境界 膵臓は、膵頭部、膵体部、膵尾部の3つの部位(portion)に分けられます。 膵癌取扱い規約第7版に、 膵体部と尾部の境界は大動脈の左側縁とする(膵癌取扱い規約第7版) と記述されました。 […] 続きを読む
急性喉頭蓋炎と画像所見のポイント 公開日:2020年12月17日 CT検査小児 急性喉頭蓋炎とは? ほとんどがインフルエンザ桿菌感染が原因。 高熱、嚥下困難、咽頭痛を伴って比較的急激に発症する。扁桃腫大の所見は乏しいか、ない。 好発年齢は3-6歳だが、成人発症もある。 患児は横になれず坐位あるいは立 […] 続きを読む
慢性腎不全に伴う関節周囲の転移性石灰化 更新日:2021年7月6日 公開日:2020年12月9日 CT検査 慢性腎不全に伴う関節周囲の転移性石灰化 腎不全に伴う石灰化を転移性石灰化(metastatic calcification)と呼ぶ。 透析患者の0.5~1.2%。 石灰沈着は主に、眼球、動脈壁、軟骨、関節近傍、腹部臓器に […] 続きを読む
腹部CT読影で重要な脂肪ウインドウ(fat window)とは? 更新日:2021年11月5日 公開日:2020年7月3日 CT検査腹部 腹部CTで消化管と腸間膜などの脂肪のコントラストがつきにくい、消化管のガスと脂肪のコントラストがつきにくくて消化管が追いにくいということがあります。 そういった時に脂肪ウインドウにすれば追いやすくなるということで、今回は […] 続きを読む