側方髄膜瘤の画像診断(lateral meningocele) 更新日:2014年11月28日 公開日:2013年12月16日 胸部 側方髄膜瘤(lateral meningocele) ・軟髄膜が椎間孔あるいは椎体の欠損部位から異常なヘルニアを起こした状態。 ・神経線維腫症(neurofibromatosis)に合併して起こりやすい。 ・軟髄膜の脱出 […] 続きを読む
気管支原性嚢胞の画像診断 更新日:2021年2月6日 公開日:2013年12月16日 胸部 気管支原性嚢胞(bronchogenic cyst) 食道重複嚢胞や神経腸管嚢胞などと同様に前腸(foregut)に由来し、その中で最も頻度が高い。 全縦隔腫瘍の4-6%。 90%以上が中縦隔(80%)や肺内(15%)に […] 続きを読む
縦隔嚢胞性疾患総論 更新日:2015年1月6日 公開日:2013年12月16日 胸部 縦隔嚢胞性疾患総論 ・気管支原性嚢胞、心膜嚢胞、胸腺嚢胞が高頻度。 ・いずれもCTにてlow、内部に造影効果なし、境界明瞭な薄壁の被膜に囲まれた嚢胞性腫瘤を呈する。T2WI high、T1WI low。内部が高蛋白、出血 […] 続きを読む
胸腺嚢胞の画像診断(thymic cyst) 更新日:2023年1月5日 公開日:2013年12月16日 胸部 胸腺嚢胞(thymic cyst) 胸腺は発生過程で尾側方向へ移動し、最終的に前縦隔に位置する。 胸腺嚢胞は、この過程で遺残した組織から発生し、下頸部から縦隔上部のいずれの部位にも生じる。 このような先天性のものが多いが […] 続きを読む
心膜嚢胞の画像診断(pericardial cyst) 更新日:2023年1月5日 公開日:2013年12月16日 胸部 心膜嚢胞(pericardial cyst) 心膜腔の発生過程で形成される薄膜の嚢腫。 右側の心横隔膜角に好発する。左側や上縦隔に見ることもある。 薄い被膜を有する単胞性の形状。 内容物は一般的に漿液性。通常心膜腔との交 […] 続きを読む
胸水を画像で見たときに考えるべき鑑別診断は? 更新日:2017年10月6日 公開日:2013年12月14日 胸部 胸水の鑑別 漏出性胸水(transudate, タンパク質<30g/L) 心不全 肝不全 ネフローゼ症候群 Meigs症候群 滲出性胸水(exudate, タンパク質>30g/L) 感染症 悪性腫瘍 肺梗塞 […] 続きを読む
Scimitar syndrome(シミター症候群)の画像診断 更新日:2021年2月6日 公開日:2013年12月10日 胸部 scimitar症候群(シミター症候群)とは? 部分肺静脈還流異常の一亜型。右肺静脈の完全または部分的な下大静脈への還流に加えて、右肺の一葉以上の欠損または低形成と心臓の右方偏位を伴うもの。 右肺から下大静脈への肺静脈 […] 続きを読む
Lemierre’s syndrome(レミエル症候群)とは?画像診断のポイントは? 更新日:2019年11月10日 公開日:2013年12月10日 耳鼻咽喉科胸部 Lemierre’s syndrome(レミエル症候群)とは? 健常若年成人が急性扁桃炎、扁桃膿瘍あるいは扁桃周囲膿瘍発症後4〜5日で急激に増悪し、頸静脈の化膿性血栓性静脈炎から、敗血症、多発性転移性感染(膿瘍形成)を肺 […] 続きを読む
すりガラス結節を見たときのCT所見の記載の仕方、新しい肺腺癌の分類の要点、BACとは言わない 更新日:2016年10月3日 公開日:2013年11月29日 胸部 すりガラス結節を見たときのCT所見の記載の仕方、新しい肺腺癌の分類の要点、BACとは言わない まず新しい肺腺癌の分類の要点です。 ▶3cm以下のすりガラス影をみたら、 pure lepidic pattern→AAH、A […] 続きを読む
肺過誤腫とは?画像診断のポイントは? 更新日:2023年11月16日 公開日:2013年11月29日 胸部 肺の過誤腫(pulmonary hamartoma) 肺の組織成分が混在する組織奇形。肉眼的にも顕微鏡的にも新生物に類似する巣状の奇形。 肺の過誤腫は真の過誤腫かどうか議論があり、現在は良性腫瘍の一種と考えられることが多 […] 続きを読む